江選手の所属事務所は不倫騒動を受けて《2人は離婚していません》とのコメントを発表。また《国際結婚はいろいろなことがある》とモラハラ問題を国際結婚ゆえとし、《双方が一緒に努力する必要がある》と福原にも責任があるともとれる見解を示した。

「これはドロ沼化しそうですね」とは芸能ジャーナリストの佐々木博之氏。

「ジャンさんの言動から察すると、DV夫にありがちな暴力と謝罪を繰り返して妻に粘着するタイプのようにも思えます。おそらくは愛ちゃんが離婚を突きつけても簡単に受け入れないでしょうし、むしろ彼女の一時的な気迷いで“夫婦はまたやり直せる”と短絡的に考えているのかもしれません。

 夫婦の主張は逆になりますが、久々に高嶋政伸さんと美元さん元夫婦のドロ沼離婚劇を思い出しましたね」

 2012年に離婚裁判に発展した高嶋政伸と美元の離婚騒動。別れたい夫と別れたくない妻の言い分は平行線を辿り、双方がDVやストーキングがあったことを訴えて、しまいには音声テープが法廷に持ち込まれるドロドロぶり。結局、高嶋サイドが“手切金を払ってようやく別れられた”とも報じられた。

マスコミを利用した

「普通に考えれば、愛ちゃんはデート時に撮られているのをわかっていたと思いますよ。同誌に掲載された写真を見ると、いずれもAさんは全く気付いていない様子でそっぽを向いていますが、片や彼女はカメラに顔を向けています。単純に顔が写っている写真を選んだ、ということもありえますが(笑)。

 たとえ彼女が主張した通りに、Aさんが本当に“友達の1人”だったとしても、離婚届に判を押そうとしないジャンさんに“もう、私には新しい恋人がいるのよ”と思わせるには十分。台湾でも写真が見られるのを承知の上で、日本のマスコミを利用したとも考えられます。写真をわざと撮らせるのは、芸能界の古くから使われる常套手段の一つです」(佐々木氏)

 ほんわかとした印象の福原からはいささか想像つかないが、『徹子の部屋』への出演を決めた時から卓球のごとく策を練り、試合プランを組み立てていたのだろうか。

「ただ、離婚が成立していないうちの“不倫”は、世間が娘のように見守ってきた“泣き虫愛ちゃん”のイメージは崩れますし、協議の際に夫側から慰謝料を請求される可能性もあります。それでも、身を投げ打ってでもジャンさんと離婚したい気持ちの方がつよいのかもしれません。 

 それに数々のモラハラを受けてきたという証拠、音声テープでも所持しているのなら有利に事が運ぶでしょうし、“不倫の原因を作ったのはあなたよ”と主張できますからね」(佐々木氏)

 現在も福原に関する報道が加熱している台湾だが、不思議と彼女の“不倫”を非難する声は多くはない。夫とその家族の“素性”はすでに知られているのかもしれない。