さいたま市の閑静な住宅街に住む樺沢一家は、容疑者のほかに両親と弟の4人家族。
「共働きのお宅で、お父さんはよく近所のスーパーに自転車で食材を買い出しに行っていました。
お母さんは町内会の班長を務めていて、会費集めなどもする明るくてしっかりした人でしたよ」(冒頭の住民)
地元の中学、高校を経て大学を卒業した樺沢容疑者は、昨年4月に近隣のスーパーに就職。
「高校時代、大学時代は近くの同じ系列の別のスーパーのレジでバイトをしていました。
彼の高校の前身は農業高校ということもあって、食べ物が好きなのかな。買い物で会うと、ニコッとはにかんだように笑ってね」(別の住民)
仕事がイヤになり家出したと報じられているが、
「“仕事がイヤになった”と報じられていましたが、失態があったとか、怒鳴られたとか、特別にトラブルや問題もなく、勤務していました。どんな理由で辞めたのかは、捜査中でもあるのでコメントしかねます……」(スーパーの本社広報)
女子中学生アニメが大好きだった
退社、家出、刺殺と行動が突発的にも思えるが、容疑者の中学時代の同級生が語る。
「カバちゃんは、勉強もスポーツも特に目立たない、地味でおとなしい生徒でした。卓球部にいましたが、腕前は同学年10人中、6番目くらい。体重があるわりには、意外に器用でした」
卓球以外にも好きなものがあったそうで、
「暗いオタクで、『ゆるゆり』というゆるゆるした女子中学生の日常を描いたアニメが大好きでした。でも、アニメの話で盛り上がっても、急に真顔になってテンションが下がることも。そういう不気味なところはありましたね。
アニメの女子キャラの話はしていましたけど、同級生の異性の話はまったく聞いたことがない」(同級生)
いかにも衝動的な行動や事件を起こすような人物には見えないが……。