B−RAPのメンバーのLINEグループがあって
現在もお勉強ラップを続け、ユーチューバーとして楽曲を投稿しているCo.慶応。『ねこねこ日本史』への歌詞提供だけでなく、人気ラップアニメ『ヒプノシスマイク』とのコラボやお勉強ラップが『進研ゼミ』に収録されるなど、活躍を続けている。
「番組終了後、一時サラリーマンをやっていましたが、10年ほどで辞めて、今年から音楽教材を制作する『株式会社Co.Keio』という会社も立ち上げました」
今回のV6の解散については、何を思う――。
「B−RAPメンバーのLINEグループがあるんですが、かなりざわついて、投稿が活発になりましたね。解散は表現が拙くて申し訳ないのですが、“寂しい”のひと言です……。いつかどこかでまたB−RAPできないかなと思っていたので、解散となると可能性はほぼゼロになってしまうじゃないですか……。でも本当に、今でも覚えていてくれてうれしかったです。解散されても、変わらずよろしくお願いします!」
自分の人生を変えたといってもいい6人には、感謝の思いが尽きない。
「表現が正しいかわかりませんが、僕にとってB−RAPは“実家”みたいな感じです。そこがスタートでしたし、20年くらいたった今でもやっていて、お仕事をいただけるなんてまったく思っていなかったので。もう一度戻りたかったという思いも、正直ありますけどね……」
もう1人の“名物キャラ”にも話を聞いた。
「僕はまるっきりの素人だったんですが、飲み会などで人前で替え歌をよく歌ってたんです。尾崎さんじゃないものも。それで面白いから、オーディション受けてみなよって言われたのがきっかけですね。
当時はパソコンなどではなく、ハガキでの申込みだったんですが、僕は書くのが面倒だったので、番号がわかったTBSの苦情センターに最初に電話しました(笑)。“『学校へ行こう!』の苦情なんですけど〜”って言ったらスタッフルームにつないでいただいて、そこからですね」
そう話すのは、尾崎豆(まめ)。都会の不良然としたイメージの尾崎豊さんとは正反対、故人の言葉を借りるなら“行儀よくまじめ”に生き、バイクを盗んだり校舎の窓ガラスを壊してまわるようなこともなく、むしろ心無い他人から迷惑をかけられて生きてきたような風貌。
本物の尾崎さんのような不良少年の閉塞感などではなく、そういった少年にいじられるという歌詞を歌っていた。
「尾崎豆というキャラは、僕が尾崎豊と正反対ということでスタッフに付けられた形ですね。小さくて身長にコンプレックスを持っているという設定で。尾崎豆というキャラができる人を探していたそうなんです」(尾崎豆、以下同)