約20人が参加、狂ったような奇声
週刊女性は実態を調べるため、3月23日、研修医らが飲み会を行うという墨田区・押上の民泊施設に向かった。
この日は3月で研修医生活を終えて、4月から正式に医師となる研修医らの送別会が病院で催された。
直後の2次会会場と思われる民泊施設はスカイツリーから徒歩5分。カラフルな内装で広さは合わせて140平方メートル、ベッドルームは3つと大型だが、どれだけの人数が集まるのか……。
夜9時ごろ、タクシーに乗ってマスクをつけた5人の女性陣が到着。すでに千鳥足だ。
その後続々と男女のグループが中に入っていく。白衣姿ではなく、みな、20代半ばの若者らしい洗練されたオシャレな私服に身を包んでいる。
手には大量の酒類などが入ったレジ袋を携え、中には病院での1次会で受け取ったと思われる花束や色紙を大事そうに眺める姿も。
参加者を数えると、約20人の研修医らの姿が確認できた。
深夜の酒宴は大盛況だった。
徐々ににぎやかさは度を越え、夜中の0時を過ぎるころには、
「ウェイ! ウェイ! オオオー!! ウリャー!」
と狂ったような奇声や謎の拍手が響き渡り、閑静な住宅街が異様な空気に包まれた。
「ちょっと騒がしすぎるよ!」
あまりの騒音に驚いた住民たちは次々に窓を開け若者らの部屋を確認すると、うんざりした表情で怒声を上げる。
部屋の窓は閉じられカーテンも閉められているが、ドンドンと飛び跳ねるような音と振動は遠くまでも伝わる。
すると通報を受けた警察官が到着。一件落着かと思われたが、そうはいかなかった。