ムロツヨシからのメッセージ
高校に入る前、鍵山が通っていたのは横浜市立六角橋中学校。実は、あの俳優も同校の卒業生だった。
「遅咲きでブレイク中のムロツヨシさんです。今やドラマや映画、バラエティー番組にも引っぱりだこ。芸能人の友人も多く、顔の広さでも有名です」(芸能プロ関係者)
そんなムロが、3月8日に母校へやって来たという。
「3年生はコロナ禍で修学旅行ができなくなるなど悲しい思いをしていたので、送別会の行事に激励しに来ていただいて。在校生の保護者と同級生というご縁もあって、快諾してくれました」(六角橋中学校校長、以下同)
生徒には事前に知らせず、サプライズで登場。
「他校に転勤した先生たちから3年生へのビデオメッセージを流した後、“ムロ先輩からもメッセージをもらいました”とムロさんの映像を流しました。メッセージが中途半端に終わると、スクリーンの後ろからムロさんご本人が登場! 生徒たちは大盛り上がりで、歓声が上がっていましたね。
質問コーナーを30分ほどやっていただいた中で生徒たちに“自分の可能性を信じて、いろんなことに挑戦して世界を広げていこうよ”と話していたのが印象的でした」
サービス精神旺盛なムロは、これだけでは終わらなかった。
「“せっかくの機会だから1年生と2年生にも話をしたい”と提案があり、急きょ1、2年生にも集まってもらいました。3年生の卒業を控えた下級生に、今後の心構えを伝えるという設定です。
“もうすぐ3年生が卒業するので、これからまじめに頑張っていこう”という話をして、その後にムロさんが登場。ただ、“まじめに”と話した直後だったので、生徒たちはこのサプライズに盛り上がっていいのかわからない様子で……。少し変な空気になってしまいました(笑)」
鍵山が北京でメダルをとれば、同じ中学出身の有名人としてムロに並ぶと、校長は期待を寄せている。
「お父さんもオリンピックに出場していたので、鍵山選手も五輪を強く意識しているでしょう。17歳ですから、これからもっと伸びると思います。今後の男子フィギュア界は、鍵山選手の肩にかかっていると言っても過言ではないかもしれません」(佐野さん)
父と子の絆が、きっと北京オリンピックのメダルをもたらしてくれるだろう。