常人には理解できない”悩み”も……
男性にも女性にも嫌われないアイコン・石原さとみは、あのトレードマークともいえる「くちびる」にコンプレックスを持っていたとか。
だが、メイクであえて強調することで昇華させ、その人気を不動のものに。そんな彼女の今のコンプレックスは「耳たぶが薄いこと」……。読者のみなさん、どうかその拳を収めていただきたい。
石原が耳たぶの薄さなら、木村拓哉はその鼻に、ダレノガレ明美はその濃い顔に、そして大林素子は身長が高いことにコンプレックスを持っているという……。北川景子は、バラエティー番組で「二重跳びができそうな顔なのにできない」ことをずっと人に言えなかったと告白。何それ!
「芸能人たちは、『こんな私にも悩みがあるんですよ』というつもりでコンプレックスを告白することも多いのですが、逆に好感度ダウンにつながる場合もあるから、さじ加減が難しいですよね」(芸能レポーター)
香川照之のコンプレックスは「自身が東大卒」であること。デビュー当時から両親のネームバリューと東大卒ということばかりがクローズアップされていた……ことがコンプレックスだそうだが、「以前、仕事関係者が香川に『東大卒、すごいですね!』と言ったら『いや、父親(市川猿翁)が行った慶応には入れなかったんでダメですよ』と返したそうです」(前出・映画関係者)
ここまで来ると、かける言葉がないというか……。
外見のコンプレックスを一気に解消させるといえば、美容整形だろう。切っても切り離せない関係だと、前出の高須院長が語る。
「芸能人の整形は2種類あるんです。売り出す際の“商品価値”を高めるために事務所主導で行うケースと、売り上げとは関係なく自身が気になるところを直すケース。後者の場合は、マネージャーが本人の後ろで『断ってください!』とジェスチャーを送ってくることもありますよ」
整形を公表している有名人はまだ多くないが、ホクロを除去することはポピュラーだ。古くは千昌夫のおでこのほくろから、椎名林檎に宮沢りえなど。チャームポイントかと思っていたのにコンプレックスだったのかとわかると、ちょっと意外な気がするもの。
最後に高須院長はこう語る。
「コンプレックスを『気にすることないですよ』と一生懸命説得するよりも、本人が気にするところを直すほうが圧倒的に手間も時間も短いし効果があります。ただ、人間じゃない顔になりたい人……例えばアニメキャラだとか、まったく種類の違う顔になりたい人にはおすすめしません」
何事も、ほどほどが大切ということで。
(取材・文/高松孟晋)