“沖縄のユタ”の家系、除霊や霊視を生業に
昨今、「多頭飼育崩壊」という言葉がよく使われるが、容疑者のケースは少し様子が違うという。保護犬・猫の救援をしている『NPO法人 SPA』の齋藤鷹一代表は、
「『多頭飼育崩壊』は最初、数頭だった動物が、不妊・去勢手術をしないために、数十頭まで増えて、適正に飼えなくなった状態のこと。ですが、容疑者の場合は自らどんどん購入して増やしている。“アニマルホーダー”という、一種の精神的疾患だと考えられます」
動物は増えれば増えるほどエサ代などの固定出費がかさむもの。容疑者の知人は、彼女の資金源について、
「あの人は“沖縄のユタ”の家系で、霊媒師なんです。除霊や霊視、霊感占いなどをしていましたよ。“月に50万円ぐらい稼いでいる”と言っていましたね」
冒頭の占い師は、容疑者の鑑定についてこっそり教えてくれた。
「詳しくは言えませんが、かなり異質なお客さまで“何か憑きもの”が見えて……」
逮捕は動物のたたりか。虐待に苦しむ動物の生き霊が見えたのかもしれない。