『“メガ地震”警戒スポットMAP』
活断層は全国に2000か所以上。中には注意が必要なものも。そして、内陸直下型地震発生のリスクも全国どこにでもある。専門家への取材をもとに編集部で作成した危険なエリアは10箇所だ。
(1)北海道えりも・道南・青森県周辺
★青森県東方沖、内浦湾やオホーツク海などを震源とした地震も起きている
(2)警戒度No.1! 東北地方(岩手・宮城・福島)の太平洋側
★特に宮城県沖に向かって変動がみられる
★東日本大震災の影響により、今なお地震が起きている
(3)静岡県沼津市を中心とした関東・東海地方
★静岡県沼津市や神奈川県箱根、伊豆諸島などで地面の高さの変動が続いているため
東京都や神奈川県、千葉県など首都圏にある活断層の一部
神奈川県新百合ヶ丘・東京都多摩丘陵の一部など
★震度の小さい地震でも揺れが大きくなったり、がけ崩れや液状化のリスクがある
(4)北信越地方、岐阜県
★長野県北部で小規模な群発地震が起きている。新潟の北部でも変動が出ている
(5)上町断層
(6)南海トラフ
(7)日向灘
(8)トカラ列島周辺
★近海では活発な地震活動が続いている。大きな地震が発生する可能性もある
★火山性の地震が発生し、以前にも群発地震が起きている。周辺の火山や海域で噴火の可能性も?
(9)南西諸島・琉球海溝
★巨大な津波を引き起こす大地震が起きる可能性もある
(10)南西諸島・沖縄近海
★過去には震度6ほどの地震が何回も起きている熊本地震で倒壊した住宅。大きな被害を出した(2016年4月)
お話を聞いたのは……
地盤災害●横山芳春さん
住宅災害リスクを診断する住宅診断を得意とするさくら事務所「だいち地震研究所」所長。専門は地形や地質、地盤災害など。土砂災害などの被災地でも調査を行っている。
測量工学●村井俊治さん
東京大学名誉教授。国際写真測量・リモートセンシング学会会長を務めるなどリモートセンシングの第一人者。2013年に地震科学探査機構(JESEA)を設立した。
地震学●中村衛さん
琉球大学理学部教授。同大の島嶼防災研究センターにも所属。南西諸島から台湾にかけての地震や津波の研究を行う。講演の講師なども多数務める。
地震学●島村英紀さん
地震学者。専門は地球物理学や地球科学など。数多くの著書のほか、新聞や雑誌などにも積極的に寄稿を行う。地震のほか、火山についても言及している。
地盤災害●横山芳春さん
住宅災害リスクを診断する住宅診断を得意とするさくら事務所「だいち地震研究所」所長。専門は地形や地質、地盤災害など。土砂災害などの被災地でも調査を行っている。
測量工学●村井俊治さん
東京大学名誉教授。国際写真測量・リモートセンシング学会会長を務めるなどリモートセンシングの第一人者。2013年に地震科学探査機構(JESEA)を設立した。
地震学●中村衛さん
琉球大学理学部教授。同大の島嶼防災研究センターにも所属。南西諸島から台湾にかけての地震や津波の研究を行う。講演の講師なども多数務める。
地震学●島村英紀さん
地震学者。専門は地球物理学や地球科学など。数多くの著書のほか、新聞や雑誌などにも積極的に寄稿を行う。地震のほか、火山についても言及している。