議会で追及されるも……
「このビラは、市長ですか?」
一人の女性議員が質問した。しかし、市長の回答は、
「(私生活については)議会で取り扱う内容ではありません。ビラの女性の私生活に影響があることも想像されることから、お答えは差し控える」
この答弁に議会は紛糾。別の議員は、
「コロナで市民に不要不急の外出をしないよう呼びかけていた最中の出来事。ビラの真偽を確認することには公益性があり、説明する義務がある」
と詰め寄ったが、
「女性のプライバシーの観点から、公の場でのお答えは差し控える。写真の日に何をしていたのかも覚えていない」
と回答を頑なに拒んだ。しかし、前日に本人が認めていたように、ビラの人物は市長本人だ。追及は1時間にも及んだが堂々巡りで、結局、一歩も引き下がることはなかった。
説明責任を放棄する市長だが、コロナで苦しむ市民に対して、真摯に向き合う気持ちはないのだろうか……。