納采の儀の懸念点“小室家の使者”
大きな課題として考えられるのは小室家の使者について。
「戦前に施行された『皇室親族令』では“使者は親族が務めること”と定められていました。戦後に法令が廃止されてからも“親族かつ社会的にある程度の地位を築いている人物”が務めることが慣例となっています。小室さん親子は親族と長らく疎遠のようなので使者にふさわしい人物がいるのかどうか……」(同・前)
だが、宮内庁OBで皇室ジャーナリストの山下晋司さんは「問題ない」と語る。
「現在の『皇室典範』が施行されて以降、女性皇族の結婚は8例ありますが、『納采の儀』における使者が、嫁ぎ先の親族ではなかった例が1つだけあります。三笠宮家の次女・容子さんと結婚された千政之(16代千宗室)さんの場合、『伊藤忠商事』元会長の越後正一さんが使者を務めました。越後さんは茶道裏千家の重要な役職である“老分”という、お目付役のような方だったので、三笠宮殿下も了承されたのだと思います。この前例もありますので、小室さんの場合も使者が親族でなければならないということはないでしょう」
そうなると“最後の障壁”は国民からの視線。結婚関連の儀式を執り行うことで批判の声が集まるのは間違いない。
「小室家の使者が決まった場合、その方に取材が殺到し、“社会的ステータスが足りない”などと指摘する人も現れると思います。また、小室家が用意する納采の品や結婚式の費用についても“秋篠宮家から援助を受けたのでは”といった憶測が飛び交うことになるでしょう」(前出・皇室担当記者)
前代未聞! 国民に開示されない“隠れ婚”
儀式ひとつ行うこともままならない逆風を受けて、“新計画”が浮上しているという。
「前例どおりであれば儀式に取材が入り詳細が報道されますが、批判から逃れたいおふたりは“国民の目に触れないようにひっそりと行う”と考えてもおかしくありません。そうなると『納采の儀』の内容はおろか、結婚当日の様子すらも国民に開示されないという前代未聞の事態となりえます」(前出・宮内庁関係者)