YOSHIの母は消え入りそうな声で……
「自分の大事な恋人と別れさせようとする事務所に“もう信じられない”“辞める”と言い放ったそうなんです」
決まっていたYOSHIの仕事のいくつかは白紙に。
「紗栄ちゃんは“私もYOSHI君を応援するよ”と、独立をすすめたそうです。YOSHI君はすっかりその気になって、ますます事務所やお母さんを遠ざけるように」
だが秋風が吹き始めるころになると、ふたりの関係にも隙間風が。紗栄子がYOSHIに別れを告げたのだ。
「紗栄ちゃんに“捨てられた”と感じたんでしょうね。ショックで、YOSHI君は自宅に引きこもってしまって。事務所も本人といっさいの連絡が取れない状態になっているそうなんです」
今年5月には大手レコード会社からアルバムをリリースする予定だったが、それも制作が中断したまま、完成のメドは立っていないという。
「今では、事務所とYOSHI君は契約をめぐって話がこじれてしまっている状態だそう。YOSHI君に“違約金”の話まで出ているそうです。お母さんは“あの人と出会った日から息子は顔つきも何もかも変わってしまった”と嘆いていました」
ただ、事情を知る、あるアパレル関係者は別の見方だ。
「YOSHI君は才能があるぶん、繊細で純粋。だから悩んだり迷ったりすることも多かった。それでたしかに紗栄子さんを頼るようにね。彼女はその相談に乗ってあげていたんです。恋愛とか、男女の仲ではなかったんじゃ……」
週刊女性は都内にあるYOSHIの自宅を訪ねた。インターホンを押すと、YOSHIの母親が消え入りそうな声で、ひと言だけ応じてくれた。
「はいはい……ちょっと突然すぎて……。すみません、私からは何もお答えできなくて。ごめんなさい……」
YOSHIの所属事務所社長に《紗栄子との交際》《紗栄子やYOSHIとの一連のやりとり》《YOSHIとの契約トラブル》について質問状を送ったところ、
「このたび、お問い合わせいただきました件に関しましては、コメントは差し控えさせていただきます」
と否定はしなかった。紗栄子にも取材を申し込むと、所属事務所を通じてこう回答した。
「YOSHIさんは紗栄子にとって大切な友人の1人です。保護者の方の許可のもと、またはマネジメントが同席のうえでお会いすることはありましたが、ご指摘のような関係ではございませんし、また、紗栄子が所属事務所からの独立をYOSHIさんにすすめたようなこともありません」
才能は生かすも殺すも大人次第、か──。