パフォーマンスは「メンバー任せ」
──田中さんが発表したコメントの「ライブスタイルがどうしても汚く、気持ち悪く、生理的に無理」「同等にヲタクが気持ち悪いと感じるようになり、精神的に限界がきてしまい」などの文言はセンセーショナルなかたちで世間に受け入れられましたが。
「脱退するにあたっての文章とかもこちらから本人に“どのように打ち出したい?”と確認して発表しているんです。彼女の意見を大きく反映させているというかたちですね。そのほかの企画も彼女たちの意向が大きく反映されています。たとえこちらが規則を作っても従うような子たちではないと思います(笑)」
──“過激”だと話題のライブスタイルはどういった意図・流れで作られている?
「そこまでこちらから指示しているわけではないんですよ。気づいたらそうなっていたみたいな感じで。曲を決めたりといったこと以外の、パフォーマンスに関しては基本的にメンバー任せですね。彼女たちのやりたいことをやらせるというスタンス。やりたいことがあれば、“事前に会場に『こういうことをやりたい』と許可をとってね”と伝えてはあります」
──現在の活動は地元・広島を拠点としている?
「地元・広島を拠点とはしていますが、県外からイベントに呼ばれることも多く、全国的に活動しています」
──新たに「メンバー100人募集」を発表されましたが、その狙いは?
「とりあえずメンバーを“100人まで”募集というかたちで、そこからオーディションをするなどして加入する人数はこちらで決めようと思っているんですけれど。100名入るかもしれないし、入らないかもしれないといった感じです。来てくださった方の能力的なところを判断して決めていきたいですね」
──過激なライブ映像などがSNSで拡散されていますが、コロナの感染症対策については?
「入場時は必ず検温であったり手指の消毒、マスクの着用の徹底など、その他さまざまな感染症対策をしております。コールがOKだったり、ダメだったり場所ごとにルールが違っていたりするので、そちらは会場のレギュレーションに従ってやらせていただいております」
──グループとして今後はどのような目標が?
「ひとりでも多くファンの方が増えてくれたらいいなと思います」
“地下”には演者とファン、それぞれの需要と供給が成り立つ不思議な世界があった──。