東京五輪は“変異株の祭典”に
五輪関係者が万単位で来日することによって、ありとあらゆる変異株が持ち込まれる可能性も……。
「ものすごい数の外国人が狭い日本に来ることで“変異株の祭典”になってしまうんじゃないかという恐怖感があります。来日するのは基本的に選手と関係者ですが、9万人もいればユーロの観客のような対策を考えない不埒な人がなかにはいると十分想定できますので」
東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の武藤敏郎事務総長は6月の会見で、選手や関係者、また報道陣を対象に、以下の考えを示した。
「事前に了解を得て、入国の際に持参したスマートフォンのGPS機能をオンにしてもらう。常に監視するためではなく、GPSがオンになっているからきちんと自分の行動が証明できる」
この対策については……。
「GPSがあったとしても、“どこかに行った”とわかった時点で手遅れですので、十分な対策とはいえません」(岡田先生)
このコロナ禍においては、「おもてなし」をしないことが、もっとも双方にとっていいおもてなしなのかも……。