ひとり暮らしの女性が配達員と不倫!
一方、コロナ禍ならではの不倫の傾向といえば、オンラインイベントやオンライン飲み会での出会いがグンと増えたこと、そしてなんとテイクアウトなどの宅配サービスの配達員と不倫をしている強者もいるそうで……。
「某デリバリーの配達員はエリアが決まっているので、毎回同じ人が家に来ることが多い。そこでルックスのいい男性と何度も会って親しくなり、不倫してしまうケースがあるようです」(岡田さん、以下同)
配達員とコトを起こしてしまったのは、夫と別居しているなどひとり暮らしの女性に多く見られた。
このひとり暮らしの女性というのがなかなか厄介な存在だ。
孤独を訴える女性の罠にはまったのが次の既婚者のB男のケース。
●40代夫B男の不倫事例
依頼者はB男の妻。B男はホテルマンのため、コロナには人一倍敏感。看護師をしている妻は、職場で陽性者が出て濃厚接触者になってしまったので、感染を恐れたB男は勤務先のホテルに2週間泊まることにした。その後、妻はPCR検査を受けて陰性だったので、夫に安心して帰宅するように伝えたが、彼はホテルでの泊まりを続けた。
不審に思った妻がB男の車にGPSをつけると、毎日とある住宅街に行っていることが判明。調査を進めると、同じ職場の独身女性の自宅にしけこんでいたのがわかった。相手に「1人で寂しい……」と泣きつかれ、その気になってしまったそうだ。それまで不倫などしたこともないまじめなB男だったのに、コロナで誰にも会えない孤独な女の誘惑に負けてしまった。
コロナがきっかけでマンネリ不倫を解消
一方、コロナがきっかけで終わってしまった不倫もある。
ズルズル続いた関係を清算したのがC子だ。
●50代主婦C子の不倫事例
既婚女性50代のC子はスポーツクラブのインストラクターをしている。容姿端麗で明るい性格のC子は、スポーツクラブに来る年下独身男性と不倫関係を続けていた。コロナ禍になってからは、クラブで会えなくなったうえ、相手が異常にコロナ感染に怯えるようになり外で会うのも拒否される。付き合った当初は新鮮だった関係も、長く続くことで飽きてきたこともあり、C子から別れを告げた。「コロナが収まっても会うことはないと思う。いい機会になった」とサバサバと言う。
コロナで終わる不倫関係はこのように遊び程度の軽い不倫が多いと岡田さんは言う。
「男性の場合なら、キャバクラやラウンジ勤務の女性と浮気していたのに、店が自粛要請で休業してしまうことも。しばらく会わないうちに、店の女の子との不倫関係は自然消滅というケースが多いようです」
不倫をする人間はどんなときでもする
しかしコロナがきっかけとなって不倫をやめたとしても、油断はできない。
「不倫をする人は、震災後であろうがコロナ禍であろうが、どんなときでもします。不倫はある種の麻薬。経験した人ならわかるようですが、不倫の高揚感や楽しさは、一度味わったら忘れられないものなのです。秘密の出会いをしている後ろめたさがスパイスとなり、ますます燃え上がってしまうのですから厄介です」
今は感染が怖くておとなしくしている人でも、ワクチン接種がさらに進んでコロナ禍が収まれば、また相手を探してさまようかもしれない。─不倫はいつの時代も蜜の味なのだ。