専門家がオススメする“お金”につながる資格

※難易度は鈴木さんの評価です。★3つがいちばん難易度が高くなります

スマート介護士(初級) 難易度 ★

●2019年に創設された狙い目の資格

 創設されて2年の新しい民間介護資格。介護ロボットや介護を補助するセンサー機能など最先端の技術を扱えるスマート介護士は介護の質の向上と効率化に役立つ。介護職の経験がなくても誰でも受験が可能で、取得すれば介護業界への就労の足がかりにすることができる。初級、中級の受験級がある。

介護ロボットに対する正しい知識を身に着け、現場に合わせて最適な介護サービスを提案する、まさにこれからの仕事だ(写真はイメージです)
介護ロボットに対する正しい知識を身に着け、現場に合わせて最適な介護サービスを提案する、まさにこれからの仕事だ(写真はイメージです)
【写真】「認知症介助士」資格を取得した芸能界の資格マニア・西村知美さん

介護職員初任者研修 難易度 ★★

●求人多数の介護業界で働ける●

 訪問介護を担ってきた「訪問介護員(ホームヘルパー2級)」から名称が変わった介護職の入門資格で、「介護の基本」など130時間のカリキュラムを履修する。介護の際、身体に触れる「身体介護」を行うには介護資格が必須。求人が多い介護業界への就労機会が広がり、上級職位である介護福祉士やケアマネジャーを目指すことも可能。

医療事務(医療事務検定の場合) 難易度 ★★

●医療事務職への可能性が広がる●

 医療事務には多くの種類の資格・検定がある。医療事務の仕事は資格がなくても行えるが、資格があると相応の知識を持っていることの証明となり採用されやすくなる。また、医療事務の中でも診療報酬計算などを担当する際には専門的な知識が求められるため、資格取得が望ましい。

登録販売者 難易度 ★★

●全国的にニーズが高まっている公的資格

 2009年に設けられた国家資格で、薬剤師のいる薬局やドラッグストア、コンビニエンスストアなどで一般用医薬品を販売することができる。2009年の改正薬事法により、 登録販売者がいれば第二類と第三類医薬品を薬局や薬店、ドラッグストア以外の小売店でも販売できるようになったため需要が増えている。

家電製品アドバイザー(AV情報家電、生活家電ともに) 難易度 ★

●家電量販店やヘルプデスクでの勤務に●

 複雑化する家電製品の価値や機能を理解し、消費者のニーズに合うテレビや冷蔵庫といった家電を選んだり、商品の使い方などに関するアドバイスを行うために必要な知識や技能を認定する資格

「AV情報家電」と「生活家電」の2つの試験区分がある。家電量販店で働く際には有利になるといわれ、資格自体の知名度も急上昇中。

福祉住環境コーディネーター検定(3級) 難易度 ★

●福祉、建築、不動産などの業界で役に立つ●

 高齢者や障害者が暮らしやすい住環境を提案したり、福祉関連の用具のアドバイスや関連する施策の情報提供などを行える公的資格。介護老人保健施設や病院などの福祉業界をはじめ、バリアフリー住宅を手がける建築会社やバリアフリー物件を取り扱う不動産会社など仕事の選択肢は広い。受験級は1級から3級まで。