本はずっと作っている
声をかけると一瞬驚いた様子を見せたが、すぐに硬い表情になり、前を向いて歩き始めた。
─お母さまが都議選に出馬したことで、スケジュールが変更になった?
「………書籍を出す話はなくなっていません。ずっと作っていますよ」
いまも本を出す気持ちがあると話す。
─いつごろ発売するのですか?
「本の話は事務所に確認していただけますか? ただ、(出版の話は)一度もなくなったことはありませんよ」
明言は避けたが、出版することに変わりはないと強調。
─以前、本の中身について“刺激的な内容”と話されていましたが、紳助さんのことも書いているのですか?
「…………。これ以上取材するのであれば、ぜひ私がやっているお店にも来ていただいて、お店の紹介もしてもらえませんか?」
“枕営業”について尋ねると、意味深な笑みを浮かべ、愛車に乗って走り去った。
“告発本”には、何が書かれているのだろうか……。