『女性セブン』が今年3月に報じた不倫疑惑報道から4か月。卓球の元五輪メダリスト・福原愛は江傑宏との離婚を7月8日に発表すると、7月26日には「卓球混合ダブルス決勝」という大一番での“テレビ復帰”を果たした。

 そんな彼女が中国メディアの独占取材に応じ、ついに「本音」を語ったというのだ。同取材は8月5日、都内ホテルの一室で行われていた。

取材を行なったのは『看看新聞』というネットメディアで、中国最大級の『上海メディアグループ』傘下の媒体です。インタビューと同時に動画撮影も行われています。福原さんは上品なブラウンのワンピースを着て、メイクもバッチリ。オトナな雰囲気が出ていましたね。取材はすべて中国語で行われていて、動画を見るかぎり、福原さんのしゃべりはもう“中国人”そのものです」(台湾在住のジャーナリスト)

 同メディアに掲載されている動画のタイトルをざっと並べると、

《伊藤美誠の強さはどこに?》《母はめちゃくちゃ厳しい、私はああはなれない》《混合ダブルス決勝を振り返る》《東北(中国東北部)方言だけじゃなく、上海語もうまい》《白くてぽっちゃりしてるから私は好かれる》《2022年北京冬季五輪私たちはまた会う約束をした》

 などと、さまざまな話題に触れているのがわかる。折しも、同インタビューが行われた5日夜には卓球女子団体戦の決勝戦が日本・中国間で行われるとあって、「どちらを応援するか」という難しい質問も。しかし、そこは慣れたものなのか福原は

《混合ダブルス決勝に出場していた劉詩雯選手のことは、小さいときからよく知っているし、とても仲の良い友達。だから、日本に金メダルをとってほしいと思う気持ちはあるものの複雑でした。今日の団体戦決勝に対する思いもたしかに複雑ですが、劉選手は出場しないじゃないですか? 劉選手とは本当に仲良しなので、たしかに複雑といえば複雑なんですが、混合ダブルスのときほど複雑な心境でもないですね》

 と、絶妙な切り返しを見せていた。

不倫疑惑・離婚・日本帰国・会社設立、いろいろあった1年

 だが、自身の不倫疑惑報道や離婚などがあったこの1年間について質問が及ぶと表情が変わり……、

《実際、中国の方々や卓球ファンの方々が、こんなにも私のことを思ってくれているなんて考えもしなかった。あのときは、とてもキツかったです。でも中国の方々はずっと私を支えてくれた。どのような私であってもすべて受け入れてくれました。本当にキツかったですが、今日までなんとか生き続けることができました。中国の皆さんの支えに感謝します》

 と神妙な面持ちで振り返り、目に涙を浮かべながらコメント。そしてこの2月に起業したばかりの会社『omusubi』の事業展開について聞かれると、

《私はみなさんにいただいたぶん、その2倍、3倍そして10倍、皆さんにお返ししたいです。そんなことをずっと考えています。これまで日中友好に関わる活動をしてきましたが、今後さらに両国の関係が良くなるよう、できることはすべてやっていくつもりです》

 と恩返しを誓い、これまで日本のメディアに答えることのなかった心境を明かしたのだった。

「この報道を知った中国のネットユーザーは歓迎ムードですが、台湾や日本では不倫疑惑を完全に払拭(ふっしょく)しないまま、平然と復帰した福原さんに厳しい目が向けられているように見えます。

 フジテレビでの東京五輪の卓球解説に、中国最大級のメディア企業での“独占告白”。北京といえば08年、福原さんが五輪旗手として日本選手団を先導した思い出の地でもありますね。いやらしい見方をすれば、これらもすべて2022年北京五輪で、何かしらの仕事を受注するための布石になっているのかもしれませんね」(前出・台湾在住のジャーナリスト)

 愛ちゃんは灼熱の東京で、すでに“冬支度”に入っているのだろうかーー。