美貌を保つ秘訣は「とにかく寝る!」
高校卒業後はOLとして働きながらJAFのA級ライセンスを取得。アマチュアレーサーとしての活動費を稼ぐためにレースクイーンも。その美貌からCM出演を果たし、25歳で女優デビュー。サバサバとしたカッコいい大人の女性から、凄みのある極道の妻まで、出演作が途切れることはない。
もともと女優志望ではなかったが、積み上げたキャリアは33年に。
「本当ですね。天職? 正直言えば、私、この仕事しかできないんですよ(笑)。若いときは“女優で売れなかったら別の何かができる”っていう意識もあって。
でももう、ここまで女優というお仕事をさせていただいて。すっかりハマってしまったのと同時に、“今、この仕事を私から取ったら何が残るのか”というと、なーんにも残らないんですよ(笑)」
少しおどけながらも、女優としての信念と誇りを語る。現在57歳。その美しさとスタイルはうらやましい限りだが、
韓国ドラマ『百年の花嫁』('14年)の撮影では、過密スケジュールすぎて3日間寝ることができなかったという。
「鏡で顔を見たら“なんだこれは――!”っていう(笑)。“化粧品のCM、降ろされちゃう”って思いましたね(笑)。それまでは、寝なくても気合で生きてこられたんですが、睡眠がいかに大切かを知りました。
やっぱりしっかり寝ると、翌日の違いを感じます。とにかくよく寝る、寝る、寝る! あとは、ちゃんとメンテナンスをしてあげること。若いうちはいいけど、年を重ねると急に頑張ってもなかなかついていかないので」
良質な就寝のために
「就寝前はストレッチしますね。あとは脚の血流がよくなるとよく眠れると聞いたので、振動マシーンに乗って身体をブルブルさせたりもしています、テレビを見ながら(笑)」
また撮影期間中は、帰宅後も興奮状態が続くため、
「就寝前には必ずドラマを1本見ますね。1時間睡眠時間を削ってでも、1回しっかりと自分自身をオフにする。オンオフをちゃんとしたほうがよく眠れるんです。最近はコロナの影響で、夜中まで撮影が続くことがないので、それはありがたいですね。0時前に寝るよう心がけています」
『祈り−幻に長崎を想う−』 8月20日(金) シネ・リーブル池袋ほか全国ロードショー、8月13日(金)ユナイテッドシネマ長崎先行公開 配給:ラビットハウス/Kムーブ
ヘアメイク/曽我和彦 スタイリング/村井緑 衣装協力/ヒロココシノインターナショナル、アビステ