7月から活動をスタートさせたユニット『えだりょ』をご存じだろうか。実はこの2人、かつてはジャニーズJr.内の『宇宙Six』というグループで活躍していた元ジャニタレ。今回、20年間所属したジャニーズ事務所を離れてリスタートを切った2人を最速インタビュー! ♯2では、ジャニーズ時代の恩師であり、天国へと旅立ったジャニー喜多川さんとメリー喜多川さんとの秘話を語るーー。
ジャニーズ事務所の創業者で、一昨年の7月に亡くなったジャニー喜多川さん、そして今年9月に亡くなったメリー喜多川さんのふたりとも、山本と江田は親交が深かった。2人に関する思い出について聞いてみた。
ジャニーさんを尊敬する理由
江田「ジャニーさんはタレントをすごく大事にしてくれる社長さんというイメージ。敬語を使って話すと“僕には敬語を使わないで! タメ口でいいから”と言われて(笑)。たぶん、“敬語を使わないこと”がジャニーさんにとっての敬語だったのかな。
タメ口でフレンドリーな感じで話した方が、その人の素が出るのかも。かしこまって話すと隠れちゃう部分もあるから、タメ口で触れ合うことですべてを引き出したかったのかなって思います」
山本「敬語を使う子は逆に売れないんですよ(笑)。生意気な僕たちの方が“YOU、いいね!”みたいな」
江田「あとはやっぱり、ジャニーさんは舞台やコンサートなどの“生”のエンターテイメントが好きで。もちろん映像も大切だけど、お客さんが足を運んできてくれて、同じ空間に一緒にいるということをすごく大切にしていました。
「スタミナをつけるという意味で、僕たちが舞台の時期にはジャニーさんが楽屋にお寿司の出前を用意してくれたり、色々なお気遣いをしていただきました」
山本「ある時からジャニーさんの中で考え方が変わったのか、“ダンスだけでもダメ、歌だけでもダメ、トークだけでもダメ”みたいなことを言われました。
一芸だけではなく“いろいろなことができるタレントになりなさい”と。後輩がたくさん入ってきた時期ですかね。でも、そういう子たちが入ってきたから僕らも演出や振り付けを本格的にやるっていうきっかけになったかな!」
江田「『嵐』さんみたいに尊敬される先輩にならなきゃいけないって思ったよね。だから後輩たちがライブを見にきてくれた時は嬉しかったです」
山本「僕たちはジャニーさんから直接教えてもらったというよりは、ジャニーさんから多くを教わってきた先輩方から学んできた感覚ですね。それこそ、滝沢クンとか光一クンがジャニーさんから学んだことを僕たち後輩が受け継いでいくーー。だからこそ、ジャニーさんのことも自然と尊敬しているのだと思います」
つい先日、93歳で他界したメリーさんについては、
江田「訃報を聞いた時は、本当のおばあちゃんが亡くなった感覚でしたね」
山本「こんなに唐突なんだ……って。すごく元気なイメージしかなかったので」