「結婚後、マンションに滞在されるというのは、“国民からの祝福”を得られていないことを、眞子さまが自覚されているからだと思います。祝福されていたとしたら、多少の準備期間、“一般人”として宮邸にとどまられても非難されることはないでしょう。
しかし、このような状況だと“小室眞子さんが国民の税金を使った”などとバッシングされかねません。そのようなリスクを考えて、すぐに宮邸を離れることができるように準備されているのではないでしょうか」(河西准教授)
一刻も早く皇室を離れたい─。そんな眞子さまの願いがひしひしと伝わってくるが、30年間大切にお育てになられてきた紀子さまは、どのように受け止めておられるのだろうか。
「婚約延期から3年半、眞子さまの結婚問題で悩み、涙を流されたこともあったそうです。やはり“ニューヨークに行かないでほしい”と今でも願われているのでは……」(宮内庁関係者)
紀子さまの“本心”に肉薄するため、週刊女性は紀子さまのご両親が暮らす都内のマンションを訪れた。インターホン越しに紀子さまのお母さまらしき女性に取材を依頼するも、一度は謝絶。現場を離れようとしたときだった。
「お小遣い箱から送料を」
「先ほどの方ですか?」
振り返ると、マスク姿でも気品が伝わる年配女性の姿が。ひと目で紀子さまの母・川嶋和代さんだとわかった。
「インターホン越しに失礼があり、ごめんなさい。困らせてしまったのではないかと気になったもので……。でも、お話できることはないんです。娘がウチを出てからはもうそれほど関わっていませんので……」
翌日、丁寧な対応をしてくれたことへの感謝と再度取材のお願いを記した手紙に、ささやかな菓子折りを添えて送ると、記者のもとに1本の電話が─。
「そちらさまから結構なお品物をお送りくださいました。誠にありがとうございます」
やわらかな口調でそう話すのは、今年81歳になった紀子さまの父・川嶋辰彦さんだった。そして、「お詫びを申し上げないといけません」と切り出した。
「マスコミュニケーションは、社会的に大事なお仕事かと存じます。ただ、私のささやかな“こうしたい”というお気持ちを、もしお許しいただければ、マスコミュニケーション関連の方のお品物は、理由など関係なく、ご遠慮申し上げるようにいたしております。ご無礼をお許しのうえ、ご返送させていただいてよろしゅうございましょうか?」
川嶋さんは「言葉が強く申し訳ございません」と、謝りつつ、返送を提案。記者が“着払い”を申し出ると、
「僕のお小遣いを眺めまして、もしそういうことでしたら、そのようにさせていただきますが、お小遣い箱にはたぶん、入っているかと思います。
1トンくらいの隕石をお返しすることになると、僕のお小遣いでは、重量制限で難しくなりそうです。将来、そういうお見苦しいことが発生しましたら、喜んで着払いでお返し申し上げたく存じますが、今回は、そのお気持ちをありがたく拝聴申し上げて、先のような形で進めさせていただければと存じます」