ゆづは仙台でどう過ごしてる?
試合が近づく中、羽生はどのように過ごしているのか。地元・仙台で街の人に聞くと、
「昔は近所のスーパーで買い物したり、公園で遊んだりしていましたよ。高校生くらいのころには『アイスリンク仙台』の近くにあったCDショップにも、よく行っていたみたい。
でも、世界的な活躍をするようになってからは見かけなくなりました。だから最近の暮らしぶりは何もわからないんです。“あそこで見たよ”みたいな話も聞かなくって。ひっそり暮らしているんだと思いますよ」(仙台市民)
と、聞こえてくるのは、ずいぶん以前の話ばかり。比較的最近の出来事も本人は不在で、家族のエピソードだ。
「'14年に羽生選手が『ゼビオアリーナ仙台』に出演したとき、ご両親や祖父母などの親族一同で来てくださって。みなさんとても優しい方でした。'18年には、羽生選手の祖父母と、叔母さんがお手紙を持ってきてくださいましたよ」(『漁亭 浜や』あすと長町店)
そこで、観光アンバサダーを羽生に委嘱している仙台市観光課に、羽生が仙台市民にとってどんな存在なのか聞いてみた。
「仙台には、羽生選手が幼いころから、その後活躍して、世界へと羽ばたいていくのをリアルタイムで見ている方が多くいます。そのことが、羽生選手への愛着や親しみにつながっているように感じます。仙台市民は、羽生選手のさらなる活躍を心より応援しています」(仙台市観光課)
地元からの応援を糧に、不安を払いのける──。