プライドを傷つけられた夫の不倫疑惑

 夫の精神的不在を証明するかのように、『グータンヌーボ2』(関西テレビ系)にレギュラー出演するハセキョーの発言がどんどん過激化していきます。1月の放送回で、ハセキョーは現在もモテたい願望があると明かし、「おもしろいお姉さんでもいいけど『長谷川京子とだったら付き合ってみたい』という選択肢に入りたいんですよ」と話しています。仕事ですし、バラエティー番組ですからリップサービスも必要でしょうが、こういう発言が続くと「あれ、この人、結婚してなかったっけ?」と疑問に思う視聴者もいるはず。

 芸能人の不倫はイメージダウンにつながりますが、恋心を持つことは責められることではありません。ですから、既婚の女性芸能人が「“推し”を見てときめきを補充する」くらいのエピソードを披露して笑いを取ることはあります。しかし、ハセキョーの場合、発言が露骨すぎるのと露出過多な服装が相まって、恋心を飛び越して「オンナとして扱われたい」という叫びに感じられてしまうのです。もしハセキョーが本当に「オンナとして扱われたい」と思っていたのだとしたら、それは実生活で「オンナとして見られていない」という飢えがある、もしくは夫に対して落胆があったことをほのめかしてはいないでしょうか。

 しかし、そこで他の男に走って写真週刊誌に撮られたりしないのが、ハセキョーのすごいところ。3月放送の同番組では、ハセキョーは夫婦喧嘩する理由について「子どもいると子どものこととかで。あと仕事で長く家とか空けていたりすると『配慮が足りないよね』みたいなことは言ったりします」と打ち明けています。仕事だから家を空けても仕方がないと言ってしまえばそれまでですが、それを言うなら、ハセキョーだって仕事をしています。おそらくワンオペに近い育児で、仕事をしながら、お子さんのお受験を成功させて見事名門小学校に合格させているのですから、本当にたいしたものです。

 一方、元夫はどうでしょうか。独身時代と意識も生活も変わっていなかったのかもしれません。新藤と言えば、2015年に『FRIDAY』(講談社)に《ポルノグラフティ新藤「妻・長谷川京子も知らない」浮気現場》というタイトルで、不倫疑惑が報じられています。記事を読んでみると、不倫の決定的な証拠が掲載されているわけではないので、不倫だと決めつけるのは無理があると思います。しかし、仕事と子育て、お受験の準備をこなしていたハセキョーにとって、こういう報道が出ること自体、妻として母として女優として、プライドを傷つけられたかもしれません。