東シナ海や尖閣諸島近辺で底引き網漁をする船乗りだったという容疑者。だが、およそ20年前に水産会社が底引網漁の業務を閉鎖。その後も借り上げ社宅に住み続けていたが4、5年前に取り壊しに。現在、容疑者が住んでいる2DKで家賃5万円のマンションに引っ越してきた。

「最近まで奥さんと2人で住んでいましたよ。長男と長女もいたようですが、とっくに独立されたようです。酒グセがとにかく悪くて、奥さんに暴力を振るっていたみたいよ。近所に怒鳴り声も響いていたし、警察を呼んだことも何回かあったね」(近所の住民)

挨拶が気持ち悪かった

 昨年、容疑者のDVに耐えかねた妻が自宅を出ていったという。すると、単身になってよほど寂しかったのだろうか、冒頭の主婦によると、

「容疑者は会うと挨拶してくれるのですが、“おっはよぉ~”みたいな甲高い裏声で言ってきて……。とにかくキモイ感じなんです。私だけではなく、近くにある飲食店や公園で見かけた女性に声をかけているという噂も聞いたことがありますよ」

平安彦容疑者の自宅玄関には女性用傘が
平安彦容疑者の自宅玄関には女性用傘が
【写真】平安彦容疑者の自宅玄関には女性用傘が

 大人になりきれない“初老ストーカー”の子どもじみた悪行。凶悪な犯罪とはいえないが、被害者A子さんの心情を察すると、決して許される行為ではない─。