幼稚園から中学まで『お茶の水女子』で過ごされた悠仁さま。
「“皇族だから学習院”というこれまでの慣例にとらわれない秋篠宮家ならではの教育方針です。お姉さま方は高校まで学習院に通われ、大学は『ICU』を卒業されました。
しかし、大学の同級生だった眞子さんと小室さんの結婚問題を機に、一部では“悠仁さまは学習院へ進学されるべき”という声も上がっています」(皇室ジャーナリスト)
皇族は同世代より早熟
周囲からの助言が、悠仁さまにとってはさらなる“悩みのタネ”になってしまうおそれもある。
「本来、進学先はご本人の意思と家族の意向が尊重されるべきであり、周囲がとやかく言うべき話ではありません。
秋篠宮さまはかつて、悠仁さまの帝王学について“学校生活を通してきちんと社会生活をできるように”“皇族としての自分の立場もおいおい自覚して”というやわらかいビジョンを記者会見で述べられたことがあります。
そのように教育された悠仁さまは、ご自身の進学先にあれこれ意見される現状を、息苦しく思われているのではないでしょうか」(同・前)
そうはいっても、来年1月から始まる高校入試に向けて、この秋冬は勉強に集中しなくてはならない。しかし、
「一心不乱に受験勉強に打ち込むことができる精神状態ではないでしょう」
そう懸念を示すのは、國學院大學で講師を務める天皇・皇室研究者の高森明勅さん。
「悠仁さまは中学時代に2つの異常事態を体験されました。1つ目は、姉の眞子さんが『複雑性PTSD』と診断され、それを公表しなくてはならなかったこと。2つ目は、眞子さんが事実上、日本国内に住めないような状態に追い込まれてしまったことです」(高森さん、以下同)
姉の一挙手一投足が取り沙汰される状況に「悠仁さまはショックを抱かれただろう」と、高森さんは推測する。
「悠仁さまも当然、眞子さんや秋篠宮ご一家に関する報道を見聞きされたでしょうし、同級生同士の会話に上ることもあったかもしれません。
皇族方は、同世代より精神的に早熟なケースが多いですが、中学生レベルでこのような状況に直面するのは、さすがに過酷だと思います」