●徳光和夫
森喜朗元首相の「女性の会議は長い」や、野球評論家の張本勲の「嫁入り前のお嬢ちゃんが顔を殴り合って」など、女性軽視的な発言が即炎上した2021年。
司会者界の重鎮・徳光和夫も、今年10月、水道橋博士のYouTubeチャンネルに出演し、明石家さんまが話題にのぼると「(さんまさんなら)まだ、AKBの1人や2人妊娠させられますよ」と発言。大炎上してしまった。
父のセクハラ発言に対し、息子の徳光正行さんはしみじみ語る。
徳光 うーん、父はすでに、この先ずーっとテレビに出続けられる年でもないですからねえ。これ以上は、なんとも……。
岩井 私も含め、世の人は“朝のニュースでニコニコしてる人”だと思ってましたからね。
徳光 ですよねえ。ただ、ラジオでオヤジを擁護してくれたさんまさんにまでボヤが移ってしまったのは、本当にごめんなさい!
そう言って父に代わって頭を下げる正行さんだった。
●有村昆
映画コメンテーターの有村昆は、今年5月に若い女性とのラブホ密会が発覚。当時彼はフリーアナウンサーの丸岡いずみと結婚していたが、7月に離婚を発表している。かつては精神的に不安定な妻を支える夫として評価を受けていたが、スキャンダルによって好感度は急降下した。
徳光 アリコンさんの女グセの悪さは、もともと有名でしたからね。何の意外性もない。
岩井 特に、女性に自分の好きな体位を答えさせるという「クイズ・セックス!」発言はひどかったね。
徳光 あはは! これは自虐も込めてお伝えしたいんですけど、アリコンや僕のように“親の力”で有名人のゲストを呼びまくって派手な結婚式を挙げたヤツは、ほぼ離婚します。
岩井 なるほど、説得力が違うね(笑)。
アリコンの離婚劇は、予想された結末だったのかも?
評価が乱高下した人
そして今年の顔の中には、この1年で“乱高下”した人も。名前が挙がったのは元プロ野球選手の清原和博。2016年に覚醒剤取締法違反容疑で逮捕されるも、薬物依存から立ち直ろうともがく姿に注目が集まった。
そして今年は、自身の長男が名門・慶応大学の野球部で4番バッターを務めていることが判明し、親子二代で頑張る姿に胸打たれた人もいたはず。
それもつかの間、日ハムの監督に就任したBIGBOSSこと新庄剛志の服装について、自身のYouTubeチャンネルで批判したところ大炎上。なぜなら、清原自身も野球評論家時代に真っ白なスーツを着て取材を受けたり、どでかいダイヤのピアスをしたりと、服装が乱れていた過去があるため「おまえが言うな」と批判されたのだ。
徳光 清原さんほど純粋無垢な人はいないですよね。ドラフト会議で巨人に袖にされて、紆余曲折を経て入団したら戦力外通告を受け、いまだに巨人を憎んでいます。彼は日本でもっとも背の高いアダルト・チルドレンですよ。
岩井 プロ野球に疎い私でも、清原さんは知ってますよ。報道によると、なんでも群馬の有名な女性の密売人のところにまで覚醒剤を買いに行っていたんでしょ?
徳光 そうです。そうだ! 清原さんの人生をテーマにした映画が作られるとしたら、岩井先生にその大物女性密売人の役を演じてもらいましょう(笑)。
岩井 いいね。オファーお待ちしてます!
乱高下する清原の人生、ぜひ映画化してほしい。