4月16日にスタートした『週刊さんまとマツコ』は、さんまとマツコが型にハマらずに思う存分しゃべり倒すことを目指すトーク番組で、『ホンマでっか!?TV』をマツコが降板する際に、マツコ側から「何か一緒にやりたい」という希望から実現した番組だと、初回放送でさんま自身が明かしていた。
「同時間帯には歴史あるアニメ『サザエさん』(フジテレビ系)もありますが、さんまさんとマツコさんという2大巨頭の冠番組ですから、開始前から大いに注目を集めていました。しかし、ふたを開けてみると、番組に一貫したテーマがなく、迷走が続いています。
5月の放送では、さんまさんとマツコさんが弁当を作って対決したり、かと思えば2人が終活について語るなど、毎回テーマが全然違う。そこが魅力なのかもしれませんが、なかなか視聴者が定着しづらいのではないでしょうか」(前同)
12月12日の『週刊さんまとマツコ』の世帯視聴率は4.8%、個人視聴率は2.6%だった。同時間帯の『真相報道 バンキシャ!』(日本テレビ系)は世帯13.7%、個人8.0%、『相葉マナブ』(テレビ朝日系)は世帯10.4%、個人6.2%、『サザエさん』は世帯9.8%、個人6.4%となっている。
「『週刊さんまとマツコ』は世帯5%台、個人3%を切る数字を推移しています。日曜18時30分という多くの人が自宅にいる時間帯でこの数字は非常に厳しい。現状、他局の半分ほどの視聴率しか取れていないわけですからね。
加えて、MCはさんまさんとマツコさんという超のつく大物タレント2人。30分番組ですがギャラはかなり高いはずです。2021年4月に始まったばかりですが、『アウト×デラックス』以上に『週刊さんまとマツコ』のほうが状況は厳しいと言えるでしょうね。
ただ、『ホンマでっか!?TV』の代わりに始まった番組ですし、マツコさんも自らの引き際を考えている。おそらくさんまさんも、同番組が何年も続いて欲しいとは思ってはいないのではないでしょうか……」(前出の民放キー局関係者)
『アウト×デラックス』に続いて『週刊さんまとマツコ』もいずれ……マツコ・デラックスのレギュラーは徐々に清算されていくのだろうか――。