ドコモは“今は”据え置きだが
一方で、DAZNについて三上さんはこうも指摘する。
「DAZNの日本の価格は、アメリカより高い。日本の物価を考えると、アメリカより高いのは納得しにくい部分はあリます。経営体制が代わって、日本での黒字化を急ぎたいという事情の可能性があるかもしれません」
また、ドコモユーザーの場合は価格が据え置きなど、キャリアによって価格差があることも三上さんは指摘。というのも、2020年9月30日までに『DAZN for docomo』を契約した人は、引き続き月額980円で利用できるようで、現地点でこの変更は発表されていない。
「ドコモとDAZNの契約が、一定期間で契約が縛られているため、値上げできないのではないでしょうか。これだけ価格差があるとドコモのユーザーが増えるので、ドコモにとっては悪い話ではないでしょうが、将来的にどうなるのかは不透明ですね」(三上さん)
『au』もDAZNをセットにしたパックを発表するなど、どこと契約するかという点も焦点に。
「好きなチームからDAZNに入会すれば、応援しているチームに配当があるので、チームのためなら納得できる」(サッカーファンのDAZNユーザー)
今回の値上げは適正価格とみるか“えげつない”とみるか、納得できるプランを見極める必要もありそうだ。