感情移入しちゃうキャラのオンパレード
「リアルに見せるために、まだ有名ではない俳優をキャスティングした」とイ・ジェギュ監督。その目論見、大成功! ものすごい演技力&熱演で、感情移入しちゃうキャラばかりなのだ。
屋上で“これが終わったら行こう、どこでも好きなところへ”と歌う友情シーン。ゾンビの中に身を投じて全身を噛まれながら「家に帰ろう!」と友人たちの脱出を助ける男子生徒……。脚本のチョン・ソンイルは、「“子どもたち”という言葉を使わずに書いた。そう書くと、大人の視点から書くことになってしまうから」と言う。愛あふれる脚本!
●平和な学校生活をもう一度
「対比をつけるため冒頭の学校生活は明るいトーンで撮った」とイ・ジェギュ監督。これがループ見不可避の最大要因かも。平和だった日常をもう一度! と、また1話を再生してしまうのだ。「生き残ることよりどのように生きるかがより重要」という監督の言葉を胸に何度でもリピートしたい。