牧瀬里穂が吾郎に「ヒューヒューだよ!」

 主演作も多い一方、クセのあるバイプレーヤーというイメージも強いのが稲垣吾郎

 第1位は牧瀬里穂演じるヒロインの夕希と、稲垣演じる純平の恋愛を描いた『二十歳の約束』('92年、フジテレビ系)。「里穂ちゃんが吾郎ちゃんに“ヒューヒューだよ!”という場面が衝撃的だった」(41歳・愛知)、「ゴローちゃんがかわいかった。初々しい姿をまた見てみたい」(42歳・秋田)。

稲垣吾郎主演ドラマ『二十歳の約束』('92年、フジテレビ系)
稲垣吾郎主演ドラマ『二十歳の約束』('92年、フジテレビ系)
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 第2位は朝ドラ『スカーレット』('19年、NHK)。途中からの出演でヒロインを見守る医師の大崎を演じた。「久しぶりにドラマでゴローさんが見れてうれしかった」(53歳・北海道)、「優しい医師役に朝からほっこりしました」(49歳・福岡)。

 第3位は『TAKE FIVE〜俺たちは愛を盗めるか』('13年、TBS系)。悪いやつから大金を奪う義賊集団“TAKE FIVE”の活躍を描く本作で、メンバーである岩月を演じた。「稲垣さんの演技にさらに磨きがかかっていてかっこよかった」(56歳・愛知)。

「初期の主演作『東京大学物語』('94年、テレビ朝日系)で演じた妄想高校生の変態性もそうですが、クールそうに見えて、かなりヘンという役がお上手で、そういう意味でハマるのが名探偵役。テレビ朝日で明智小五郎、フジテレビで金田一耕助と日本の2大名探偵を演じていますが、頭脳明晰でときにエキセントリックというキャラクターがぴったりなんですよね。

 そんな稲垣さんの転機となった年が2010年。映画『十三人の刺客』で極悪非道な殿様役を好演する一方で、竹野内豊&上戸彩主演の月9『流れ星』(フジテレビ系)では借金クソ野郎な上戸さんの兄を演じ、今までのイメージをガラッと変えました。歌舞伎でいう色悪みたいな、悪人なんだけどゾッとするような色気があって、目が離せない。そんな新たな魅力を手に入れた。『流れ星』のお兄さん役も結局、妹のことを思っていたのかはよくわからなかったし、どこまでも人を欺く、そのひょうひょうとした感じも稲垣さんの持ち味だなと思います」