宝島社が日本経済新聞内の全面広告で出したベッキーの“上裸写真”(ベッキーのインスタグラムより)
宝島社が日本経済新聞内の全面広告で出したベッキーの“上裸写真”(ベッキーのインスタグラムより)
【写真】ベッキーの“上裸写真”が掲載された新聞広告、物議を呼んだ『月曜日のたわわ』の“たわわ”なイラストが掲載された新聞広告

「たわわ」広告批判者に対する抗議

「一方で、こうした抗議は、表現の自由を脅かすものだと批判する声も根強い。女性を中心とする一部の人間が自身の“不快感”だけを理由に、表現の自由を規制しようとしていると、警鐘を鳴らしているのです」(同・前)

 そんな『たわわ』広告論争の中、2016年9月29日付の同紙朝刊に掲載された宝島社の広告が、にわかに注目を浴びているという。

「上半身裸で、背中をあらわにしたタレント・ベッキーの写真に、『あたらしい服を、さがそう。』というコピーが添えられた広告です。当時、ゲスの極み乙女。のボーカル・川谷絵音との不倫スキャンダルで大バッシングを浴び、活動休止に追い込まれたベッキーが、心機一転、再出発するという意味合いのものでした。

 しかし、医師であり、小説家の知念実希人氏が今になって、この画像と共に、『これ、宝島社が日本経済新聞に出した全面広告なんですけど、現在騒いでいる方々は、このときは何していたんですか?』と、『たわわ』広告の批判者を挑発するようなツイートを投稿したんです。

 これはつまり『たわわ』広告が問題なら、ベッキー広告も問題ではないかという指摘であるとともに、“女性表象の炎上は、いわゆる男性向けマンガやアニメという一部の限られたものばかりだ”という意味合いが含まれるものとみられます。

 知念氏は過去に≪表現規制って、最初はほぼ確実に性的表現を標的にするんですよね。≫とツイートしていることからも、“『たわわ』広告の批判者はきわめて個人的な不快感を規制につなげようとしている”と抗議したのでは」(芸能ライター)

『たわわ』広告を問題視した人たちは、知念氏のツイートにすぐさま反応を示した。