誰とLINEを交換したか報告させて
すずの所属事務所がどれだけ自社のタレントを丁重に扱っているかを示すようなエピソードはほかにも。2016年、すずに「メンズファッション誌の年上モデルとの交際疑惑」や、「若手芸人らと気軽にLINEの連絡先を交換している」ことを報じられた際、事務所の担当者は取材に対し、このようなコメントを出している。
《その男性モデルと交際の事実はありません。また、共演者とLINEの交換をすることはあっても、誰と交換したかは報告させています》(『週刊新潮』2016年5月5・12日号)
このとき、すずはまだ16歳。所属事務所が親に代わって管理しなければならない年齢ではあるが、少し行き届きすぎているような気も……。
「とはいえ、近年は芸能界も変化はしてきていますよ。例えば芸能人の交際報道があった際に“プライベートは本人に任せています”という、ある種の交際を肯定するような事務所のコメントを見かける機会が以前より増えました。これも、タレントの恋愛事情についてそこまで縛り付けないようになったことの顕れではないでしょうか?
恋愛をするな、はコンプライアンス意識が高まったこのご時世では“人権無視”と捉えられかねませんから」(前出・佐々木氏)
しかし、恋愛をすることがファンにとって良しとされていないアイドル業界では、昨今でも少し事情が異なるようで、
「ある大手女性アイドルグループのオーディションに受かった子が地元にいたのですが、その子は事務所に入る前に“過去の写真や男友達のLINEを削除しなさい”と言われてその通りにしていましたよ。男女みんなで写った集合写真も消していましたね。少し寂しそうでした」(アイドルの知人)
芸能人の栄光の影には、さまざまな苦労はつきもののようで……。