それらの多くは、ウクライナ軍のいくつもの部隊のYouTubeチャンネルや「テレグラム」(ロシア発祥のSNS)、兵士個人のTikTokなどで発信され、それらが欧米の“戦争ウォッチャー”らによってまとめられ、ツイッターやフェイスブックに日々流れてきます。その中にはロシア兵士の遺体の写真も含まれているのです。
またウクライナ軍も今日はロシア軍の戦車何台、戦闘機何台、ヘリ何機を撃破した、などの成果を日々数字で発表しています。
私が衝撃を受けたのは、ウクライナ軍のドローンがロシア側の陣地に爆弾を落とす動画です。爆弾を運ぶドローンが動画も撮影しており、実に鮮明です。落とした爆弾がロシア軍の陣地で爆発し、兵士たちが逃げ惑っています。しかしある兵士は爆発で足を負傷したようで、数歩歩いてその場に座り込んでしまいます。そしてその兵士の痛がる様子がアップで写されます。そんな動画に軽快な音楽がついていたりもします。
またもう一つは、ウクライナ軍の兵士が戦死したロシア兵の携帯から、その妻に連絡を入れているというものです。「あなたの夫は○○で戦死しました。仲間たちは遺体を回収せずに撤退してしまいました。それについては軍に問い合わせてみてください。さようなら」といった内容を話しているのだそうです。
衝撃という言葉では表せない、狂気に近い戦争のリアルのようなものの塊といえる動画でした。
マスク氏ツイッター買収でトランプ前大統領は
ツイッター社買収の激震は、次回のアメリカ大統領選に影響すると言っても過言ではありません。2021年1月のアメリカ連邦議会襲撃事件に大きく影響を与えたことを理由に、永久凍結されたドナルド・トランプ前大統領のアカウントがマスク氏の買収で復活すると見られているからです。
バラク・オバマ候補が2008年、「CHANGE!」「Yes, We can.」のツイートで一大ムーブメントを起こしたように、アメリカ大統領選ではSNSでの発信が死活問題です。マスク氏は「トランプ氏はツイッターに戻るべき」とツイートしています。
ところが当のトランプ氏は一顧だにせず、「ツイッターアカウントが回復されても戻らない。新SNSのTRUTH Socialを主導して発信する」と大方の予想を裏切りました。