顔出しナシ、所属事務所の名前も明かしていない
急転直下で返済の意図を伝えた田口容疑者の弁護士にも違和感がある、という。
「顔出しナシ、所属事務所の名前も出さないで会見を行うなんて、あり得ないですよ」
彼は若い弁護士で、山口県の小さな弁護士事務所に所属しているという。国民の敵になることを恐れたのかもしれないが……。
「彼は私選の弁護士であり、あえて好んで田口容疑者の事件を引き受けたわけですよ。おそらく刑事訴訟でも私選弁護人として引き受けるのでしょうが、だったら堂々と顔を見せて、名乗ってやるべき。あんな状態で何を言っても、信用されないですよ」
容疑者の弁護士の会見では、シャツを出しただらしない格好や、オロオロとした受け答えしかできない口調だけが際立った。
「私なら、田口容疑者の弁護は引き受けずにまずは自首しろと勧めましたね。容疑者も弁護士もいったい、何を考えているのか……」
この騒動はまだまだ収まりそうにない。