横浜市の出身。地元の中学時代は、モテる部活動といわれるサッカー部に入った。
分厚いメガネをかけていて「普通のまじめな男の子だった」(同級生の女性)と評する声がある一方、明るい性格でもあったという。
夫と息子を案じる母親のコメント
高校から大学付属の私立へ。大学に進むとロックバンドを組み、雰囲気が変わってきた。
「服装はセンスのいいストリート系になり、黒いキャップをよくかぶっていた。バンドではギターを担当し、現在の仕事につながるカメラに興味を持つようになったんです」
と知人男性は振り返る。
周囲の話によると、長く恋人がいなかったが、3〜4年前に彼女ができたと友人らに報告しているという。
「紹介された友人によると、20代前半の彼女はおとなしい地味な感じの子だったそうです。もともと、若いアイドルっぽい女の子がタイプらしいんですが、いまも交際が続いているかどうかはわかりません」(前出の知人男性)
ADとして下積みを重ね、ようやくディレクターとして金銭的に余裕ができたタイミングでの逮捕だった。
実家を訪ねると、インターホンに出た母親は、
「夫が重篤な状態にあり、息子と面会できていないのでお話しできることはありません。もちろん心配はしています」
と、ぽつり。
大島容疑者が制作した有名アーティストのライブDVD。暗い会場の天井から柔らかいスポットライトが差し、イントロのギターが代表曲をつまびき始めると、早くも感極まった観客の女性が口元を押さえるシーンが差し込まれる。曲調に合わせて小刻みにカット割りしたり、観客の頭越しにアーティストをなめるように追ったり、客席の表情も随所に入れてライブの一体感を演出していた。
なるほど、編集力は高いのだろう。しかし、いまさら少女にした都合の悪い行為をカットしたり、都合よく編集することはできない。