いよいよ、明治座での座長公演が6月3日よりスタート!
第一部のお芝居は、『ケイト・シモンの舞踏会 ~時間旅行でボンジュール~』。そのビジュアルは超・斬新!
「ね、自分でもびっくりしました(笑)」
『ベルサイユのばら』のオスカル・フランソワを彷彿とさせる、この豪華絢爛さが似合うのは、氷川と宝塚トップだけ!
「ヒット曲が股旅演歌だったこともあり、25歳からずっと劇場公演のお芝居は時代劇をやってきました。でも、今回はきれいに見えるものをやりたいなと思って」
主人公・子門慧音(氷川きよし)は母親を病気で亡くす。“時を戻せたらどんなにいいか”と、形見のフランス製の砂時計をひっくり返してみると……なんと、18世紀のフランスにタイムスリップ!
「初の洋装劇。未知ではありますが、すごく楽しみながらやれるお芝居です。ジャンヌ・ダルクに、アルセーヌ・ルパン……まさか5変化するとは思ってなかったですけど(笑)。いいとこ取りでしょ? 詳しくは見てのお楽しみなんですが、すごく面白くて、いいものになる予感がしています。
やっぱり1か月と長丁場ですから“どれだけ楽しんでやれるか”はすごく大事かなと思っていて」
過去に戻りたいとは思わない
もし、タイムスリップできるならどの時代に行ってみたい?
「今、自分が生きていて、過去に戻りたいっていう気持ちはないですけど。うーん。縄文時代とか? 縄文土器とか土偶なんかを作ったり(笑)」
フランスを訪れたことはまだないが、いつか行ってみたいと目を輝かせる。
「やっぱりパリは憧れますね。どこを切っても絵になる、というか。
そして公演を目前にした今、いかに自分は人に愛を伝えられるかだと思っていて。改めて今回の公演で、そういうものも表現できたらいいなと思っています。
またコロナ禍になってから、いろんな状況が変わり、孤独を感じる時代になっているとも思っていて。そんな寂しさを少しでも和らげるお役に立てたら。心の栄養というか。そういった空間を、この公演で作り上げたいです!」