コロナ禍での撮影。ロケ地となった、愛媛県松山市の撮影現場とホテルを往復するだけの日々だったと語る。
ディーン「“リモート”と言われることが多かったなかで、現場では直接、岩ちゃんと話をすることができて」
岩田「いろんな話をしたと思います」
ディーン「企業秘密な内容もあるよね(笑)」
岩田「そうですね(笑)。ディーンさん、ちょうど企画・プロデュース・主演された映画『Pure Japanese』の撮影を終えて今作に入られたので、その映画の話をお聞きした気がします」
ディーン「岩ちゃんって、自分の話をあまりしないタイプだよね。それはスタイル?」
岩田「いえいえ(苦笑)。僕の話なんて、きっと興味ないだろうなと思っている節はあります」
ディーン「思えば、僕から岩ちゃんに質問することが多かったですね。“なんで、そんなに荷物が少ないの?”とか(笑)。
僕自身、旅の多い人生で、かなり荷物を減らしているんですけど、岩ちゃんの少なさはすごい。下着も持ってこないと聞いたときは、すごくビックリしました。パンツをはかない派の人なのかなと思って(笑)」
岩田「そういう主義ではないです(笑)。基本、携帯電話と充電器、財布があれば十分なんですよ。足りないものは、現地で調達するタイプなので」
共通点は“知的”、それぞれの意外な面
ドラマに続き、映画でも共演したふたりに相手を色に例えてほしいとお願いすると、
ディーン「岩ちゃんがいま着ているこの色って、何色?」
岩田「チャコールグレーですかね」
ディーン「すごく似合ってる。ちょっと紫も入っていて。岩ちゃんって知的なイメージがあって、しっかりしているのかなと思いきや、若宮みたいにちょっとドジなところもある。荷物が少ないから、忘れ物しちゃうみたいな(笑)。これって、何色なんだろう?
色ということなら、僕、中華圏で活動するときは、藤岡ディエン(ディエンは漢字 ※あおへんに定)と名乗っているんです。ディエンという字にはインディゴブルーという意味があって」
岩田「そうなると、ディーンさんを色に例えたら、やっぱり青ですかね。獅子雄みたいにミステリアスで、知的な部分もあって。さっきも、トレーニングの話をしていたんですけど」
ディーン「トレーニングっていろいろな方法があるじゃないですか。これまで自分の身体を酷使してきたので、しっかり向き合いたいなと思いはじめまして。骨格とか筋肉、神経系とか、生き物としての知識を知っておくと、生きるうえで役立つんじゃないかと思うんです。以前は、全然興味がなかったんですが、最近は解剖図なんかを見ていると楽しいんですよね」
映画『バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版』
6月17日全国公開
配給:東宝
(C)2022「バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版」製作委員会
《岩田》ヘアメイク/下川真矢(BERYL) スタイリスト/渡辺康裕(W)