採点方法の変更で手探りに
選手たちは、この変更を受けて、戦術を立て直す必要に迫られる。
「それも結局は、どうなるか……。採点の方法が変わると、審判もはじめは手探りですから。なので、選手たちは実際の試合でどういう点が出るかを確認しないといけません。そのため、シーズン前は試合を想定して練習しつつも、10月下旬から始まるグランプリシリーズなどで国際試合での審判の実際の採点を経験しながら、プログラムに修正を加えていくことになります」(折山さん)
来季以降の出場について羽生はまだ明らかにしていないが、戦いながら“ゆづ潰し”に立ち向かっていくことになる。
「羽生選手はもうベテランですし、十分に対応できると思います。コロナ禍以降、多くの試合を1人で戦ってきて、北京五輪もコーチなしで乗り越えたことで、揺るぎない“レゾン”を手に入れたことでしょう」(前出・スポーツライター)
折山淑美 '90年代初頭からフィギュアスケートを取材し、'10年代からは羽生結弦を丹念に追っている。'21年には羽生との共著『羽生結弦 未来をつくる』(集英社)を刊行