そして、加藤のプロ意識の高さをこう評価する。

炎上発言で注目を集めがちですが、実際にお話しした印象はお子さん想いの優しいお母さん。だから私たちも協力することに決めたんです。

 “かわいさや美人を売りにしたタレントは山ほどいるけど、炎上を売りにしているのは私だけ。それが私の生きる道”だと話されていて、すごい覚悟だなと感心しました。ここまで持ち上げてしまうと、加藤さんの営業妨害になるかもしれませんが(笑)」(同・担当者)

炎上をモノにした加藤紗里

 エンタメ事情に詳しいフリーライターの大塚ナギサさんも、加藤が芸能界で生き残り続けられるのは、納得だという。

もともと炎上のリスクがあるというのがわかっていれば、起用する側もそれを想定してオファーするので双方が大きなダメージを負うことはありません。企画も考えやすいと思います。

 タレントとしては決してプラスのブランディングではないかもしれませんが、その上で自分に合った仕事を見つけて仕事を引き受けているので、生き残り続けられるのでしょう

 世に出たきっかけにも、恵まれていたようだ。

加藤さんは狩野英孝さんの交際相手として注目を集めましたが、破局後も狩野さんがずっとネタにしてくれているので、定期的に思い出してもらえる。もし有名俳優さんなどがお相手だったりしたら、ネタにするのはなかなか難しいと思うので、忘れ去られていた可能性もあります」(大塚さん)

 '16年に狩野英孝の交際相手の1人として注目を集めてから6年。“売名行為”と言われながらも芸能界で輝き続けているのは、彼女の強い覚悟と炎上クィーンとしての戦略があるようだ。