インタビュー出演を断った理由
ニュースサイト「WEB女性自身」の7月6日配信記事によると、同サイトの問い合わせに対し、生稲氏の選挙事務所は、「回答を作成する上で、間違いがあってはいけないので党の専門的な部分に確認しました。朝日先生のことはわからないので推測ですが、同じように確認をされたのかもしれません」と説明したという。
「そのほかにも生稲氏の語る政策論には、さまざまな不備が指摘されました。例えば、生稲氏は、富裕層への課税強化に関して、『毎日新聞』では『反対』、『朝日新聞』では『どちらかと言えば賛成』と回答するという明らかなミスを犯していた。また『誰もが働きやすく、自分らしく生きられる国へ』という主張を掲げているにもかかわらず、同性婚を法律で認めることには『反対』だという点が、SNS上で矛盾しているなどと物議を醸しました」(スポーツ紙記者)
このように、選挙期間中からその言動が物議を醸してきた生稲氏。『池上彰の参院選ライブ』で、MCの池上氏から、生稲氏がインタビュー出演を拒否したことが明かされると、初当選のニュースが吹き飛ぶほどの大炎上が巻き起こった。
「しかも、陣営関係者から『生稲さんの国会議員としての資質、勉強が圧倒的に足りないから(インタビューを断った)』と説明があったと伝えられ、さらに池上氏から『(インタビューを受けるのは)政治家としての責務、責任ではないのか』と苦言を呈されたこともあり、SNS上では、批判を通り越して『あきれた』という反応が目立つようになりました。
しかし、選対スタッフは、テレ東の報道は事実ではないと激怒。すぐさま同番組のプロデューサー宛に≪生稲晃子およびその関係者の社会的信用と名誉を著しく棄損する、誤った内容の放送がなされたことについて強く抗議します≫という抗議文を送付したのです」(同・前)
現在、生稲氏の公式Twitterにもアップされている抗議文を読むと、同氏がインタビュー出演を断った背景について、
≪選挙戦の状況から当落結果が出るのに時間がかかる事が予想されておりました。広報担当者間で協議した結果、全てのテレビ局の入り中継に対応するか、全てに対応しないかの二者択一となりました≫
と説明されており、「つまり選対事務所は、あくまで『時間の問題』から、今回は後者の対応を選んだと主張しているわけです」(ウェブメディア編集者)という。
「抗議文には≪生稲晃子はマスコミ各社の共同インタビューを受けております≫と記され、また川松氏もTwitterで≪取材は受けてますよ。個別対応はしないと判断したにすぎません。≫とツイートしている。生稲氏は決して、インタビューから逃げたわけではないと強調したかったのでしょう。しかし、やはり選挙期間中の炎上が影響してか、生稲氏サイドの言い分を額面通り受け取れないという人は多いようです」(同・前)
「共同インタビュー」の内容については、「物足りない印象だった」(週刊誌記者)という指摘もある。