「茨城の動画は、その大半が牛久大仏の見学。その後は、スタディ号内で水戸納豆を試食していました。一方、栃木の動画では、日光東照宮、華厳の滝を訪れ、ゆたぼんに気づいた修学旅行生にお手振りの“ファンサービス”も披露。また、宇都宮餃子を初めて食べたと話し、≪『桃鉄(註:桃太郎電鉄)』で知った街に直接行って、実際に街の名物を食べるっていうのもスタディ≫と結論づけていました。ちなみにTwitterによると、この餃子もごちそうになったものだそうです。
各動画では、ゆたぼんが訪れた寺社仏閣の歴史を丁寧に説明するパートがあるのですが、“お勉強”要素を入れることで、ただ遊んでいるわけではないとアピールしているようにも見えます。しかし、どうにも“お遊び旅行”の印象が強く、それ以上に、不登校児に会いに行くという計画はどうなったのかと疑問を抱いてしまいますね」(ウェブメディア編集者)
PayPayで寄付を募っている?
群馬の動画では、ようやく地元の不登校児が登場。ゆたぼんと同じく13歳だというその少年は、1時間以上も自転車をこいで、ゆたぼんに会いに来たといい、伊香保の温泉宿「塚越屋七兵衛」で一緒に温泉に入り、友好を深めたとのこと。またTwitterでは、別の不登校の少年と寿司を食べたことも明かしている。
「自転車で駆け付けたという少年に関しては、せっかくスタディ号で移動しているのだから、ゆたぼんのほうから会いに行くという選択肢はなかったのか? と思ってしまいます。結局、ブログやSNS、動画を見る限り、群馬でもゆたぼんは、赤城神社の参拝に始まり、支援者が用意してくれたBBQを楽しみ、温泉街で射的をして、伊香保グリーン牧場で羊の散歩をするなど、観光がメインの様子でした。
なお7月20日現在での最新動画では、山梨での旅の様子を伝えていますが、雨で休園していたものの、支援者と富士急ハイランドに行った後、名物の熊肉ほうとうを奢ってもらっていました。一方、SNSを見ると、ゆたぼんはすでに静岡、愛知、岐阜に足を運んでおり、静岡ではうな重や寿司、愛知ではざるうどんやあんかけスパ、ひつまぶしと、名物を堪能。もはや、“食い倒れツアー”と言っても過言ではないのでは……」(同・前)
ネット上では、こうしたゆたぼんの日本一周の旅に対して、
≪自分の利益ばかりに走ってませんか?そんな活動見せられて、誰の為になるの?≫ ≪大盤振る舞いしてもらって何をスタディしたの?≫ ≪ご当地飯の食レポがしたいならお取り寄せして自身のYouTubeでやれば良いだけだと思います≫ ≪何でもかんでもスタディって言えば、当初の目的を行っていることになるんか?≫ ≪不登校の方の気持ち、親の気持ちをゆたぼんは本当に考えてます?≫
など、ツッコミや疑問の声が噴出している。
「ゆたぼんは支援者から、食事だけでなく、宿泊先も提供されている様子。当初は『多くの人たちに元気と勇気を与えたい』とプロジェクトの目的を語っていましたが、逆に『多くの人からご飯と宿を与えてもらっている』のが現状と言えそうです」(エンタメ記者)
そんなゆたぼんは、旅の途中で出会った人たちに、PayPayを通じて寄付を募っている疑惑が浮上。というのも、あるTwitterユーザーが、飲み屋街でゆたぼんの同行者から、PayPayでの送金をお願いされたと暴露したのだ。
「確かに、ゆたぼんの動画やSNSの写真には、PayPayのQRコードが印刷されたビラのようなものが見切れているため、このような寄付のお願いをしていても不思議ではありません。しかし、同行者が声をかけたとはいえ、未成年のゆたぼんが飲み屋街に足を運び、客に寄付を募るというのは、保護者である心理カウンセラー・中村幸也氏の倫理観が問われるのではないでしょうか。ちなみにPayPayは不特定多数から集金を行う行為を規約違反としていることから、ゆたぼんもこれに該当するのではと疑うネットユーザーもいるようです」(同・前)
まだスタートから1か月も経っていない段階で、早くも批判を呼んでいるゆたぼんの日本一周。今後もさまざまな炎上を巻き起こしてしまうのだろうか――。