大手を辞めたら芸能活動できない「それ、誰が決めたん?」

  SNSの今の傾向、アルゴリズム……そのSNSで何が推されているか、変化するトレンドを日々研究しているという。「効率的に頑張ったほうがいい」と話す。たとえば、“インスタ映え”の言葉に代表されるインスタグラムについては、ユーザーが“キラキラ”した雰囲気にユーザーが飽き始めていると感じていて、

「私は逆に“キラキラ”じゃないものもあわせて載せるようにしています。例えば、自宅の部屋に風船をいっぱい飾った写真をアップしたことがあるのですが、実際はひとりで風船を膨らませたり、終わった後はそれを割るなど、背景には地味な作業がある。そこで投稿の1枚目を“キラキラ”に。2枚目に風船を割りまくってぐちゃぐちゃな部屋を見せるなどしていました。

 全体的に見渡しても、今はリアルな生活を発信できる方が愛されるような気がしますね。また、最近のインスタといえば動画コンテンツが推される傾向にあります。ユーザーは興味があるものなのかどうかを3秒で判断するといいますから、最初の3秒間、そしてサムネイルに一番時間をかけて投稿を作っています

 わからないことがすぐにスマホや本で調べる。そして、分析し、実践する。日々、試行錯誤する彼女の原動力は一体どこにあるのか。

前の事務所にいた時から、周囲の人たちに『これは無理』『これは出来ない』と言われることが多かったんですよ。例えば『大手の事務所を辞めたらもう芸能活動出来ないよ』とか。でも私、“それ、誰が決めたん?”って思うんですよね。私そんな契約していないし、約束もしてないしって。

 大人たちが言う『無理だ』という決めつけにはずっと疑問を抱いていました。例えば4年前だと、タレントがYouTubeをすることも少なかったと思うんですが、今は誰もが参入する時代になっていますよね。私がインスタを始めたのも4年前なのですが、それについても『もう遅い』と言われ続けてきましたが、今では200万人のフォロワーさんがいる。大人たちの経験から来る考え方では出来ないかもしれないけど、新しい方法だったら“できる”に変わるんじゃないの? と