トップアスリートは子どもの夢
その後、瀬戸は'20年9月に『デイリー新潮』で20代の女性との不倫が報道され、以降も複数の女性問題が明るみになった。その結果、スポンサー各社から契約を解除され、競泳日本代表主将を辞退。
同年10月には日本水泳連盟から年内の活動停止、同年下半期のスポーツ振興基金助成金推薦停止、教育プログラム受講などの処分がくだされている。
妻子持ちの不貞行為ということで大きな社会的制裁を受けた瀬戸だが、その後は努力を続け、競技に打ち込んでいる。
一方で、坂本は女性問題発覚後、いっさいのリアクションをとっておらず、球団からお咎めなしの状態がかえって批判の対象になっている。テレビ局各局でも報道されていないことに疑問の声も大きくなるばかりだ。
既婚だった瀬戸と独身の坂本では立場は違うが、どちらもトップアスリートとして子どもたちに影響を与える存在だ。実際にスポーツメーカー関係者に話を聞くと、
「トップアスリートはユニフォームや競技用品などの広告塔となり、同じスポーツをする子どもたちから憧れの存在です。
実際に、瀬戸選手が広告塔だった水着は多くのジュニアスイマーが購入していました。しかし、女性問題が発覚したことで広告などが出しづらい状況に……。企業へ与えたダメージは少なくなかったでしょう」
残念なことに、ネット界隈では坂本が女性に対し放った過激プレイを要求するワードがギャグ化され、試合中にはブーイングややじが飛ぶなど、消えない傷跡が残ってしまった。
巨人・原辰徳監督は19日のDeNA戦(東京ドーム)後、スタメン出場の坂本を途中交代させた理由について、「もう少し“気”が出てこないと」「どういうふうな精神状態でいるか」と問いかけた。また、鳴りやまない批判に球団もいよいよ対応せざるを得なくなったのか、5年契約の途中でのトレード放出報道まで出ている。
坂本は女性遊びが奔放で結婚に二の足を踏んできたようだが、独身であれば何をしてもいいわけでは決してない。『巨人軍は常に紳士たれ』という言葉は坂本に届いているのだろうか。