香川照之の出演も“既定路線”
構成がわかれば、配役もおおよその察しがつく。
「歌舞伎の配役は芸歴や家の格で決まります。ただし、今回の場合はポスターでの並びが染五郎と團子が上のことから、若手に花を持たせることになりそうです。であれば、主人公の炭治郎は家の格からして染五郎。仲間の我妻善逸は市川團子ではないでしょうか」(歌舞伎役者)
炭治郎らが所属する鬼殺隊の最高位“柱”は、大人たちが務めると考えられる。
「見せ場を考えれば、煉獄杏寿郎役は、スーパー歌舞伎の中心的存在の猿之助さん。同様に人気キャラの冨岡義勇は幸四郎さんがふさわしいと思います」(同・歌舞伎役者)
続けてあの俳優の出演も既定路線のようだ。
「香川照之さんですよ。今年8月の性加害報道が原因で出演作品やCMが軒並み降板となりましたが、歌舞伎ファンの間でも復帰を望む声は絶えません。なにより彼は澤瀉屋の一角で團子の父。『弥次喜多シリーズ』でも4人に加わって重要な役を務めていました。出ないほうが不自然です」(同・歌舞伎役者)
悪役に定評ある香川にふさわしい役もある。
「物語のラスボス・鬼舞辻無惨でしょう。原作では配下の鬼たちを土下座させるシーンがありますが、土下座キャラが定着している彼が逆に命じる役を熱演したら大盛り上がり間違いありません」(同・歌舞伎役者)
香川に寄せられる“無惨サマ”への待望論。今ごろ復帰に向けて“全集中”!?