山田を気遣った源田
「昨年の東京五輪で日本代表監督として金メダル獲得に導き、現在は日本ハムのGM(ゼネラルマネージャー)を務める稲葉篤紀さんです。‘20年10月の『週刊文春』の報道によると、日本ハム時代の後輩にあたる複数の選手の夫妻にパワハラとも受けとれることを行っていたそうです」(球界関係者、以下同)
記事よると、稲葉氏の妻は‘17年にFA権を行使し、中日に移籍するか、日本ハムに残留するか悩んでいた大野奨太選手に移籍を妨害するような発言をしたり、稲葉氏も同席していた場で、宮西尚生選手夫妻と大野夫妻をののしったとされている。
「前監督で現在の侍ジャパン監督の栗山英樹さんが退任した後は、稲葉さんが監督の最有力候補とされていましたが、新庄剛志さんが監督に就任。この裏には現在も日本ハムに残っている宮西選手をはじめ、稲葉さんが監督になることに選手たちが反対したことがあるようです」
山田選手の妻のトラブル報道後、源田選手は自身のインスタグラムで《当該選手から野球を奪わないで欲しい》と山田選手を気遣う内容を投稿していた。その願いの通り、チームは移るが、野球を続けることは可能になった。
山田選手はトレード発表当日に球団公式Twitterにて
「また新しい球団でプレーできることになったので、そこで皆さんに頑張りを見せられたらなと思います。8年間応援ありがとうございました」
とファンにメッセージを送った。新天地は稲葉“先輩”のいるチーム。妻のスキャンダルを乗り越えて才能を開花させることはできるだろうか。