「“元皇族の夫”以前に1人の社会人として、この対応はいかがなものでしょうか」
ある宮内庁OBは、首をかしげながら、こう続ける。
「“急いでいるので”と軽く会釈したり、去り際に“お疲れさまです”と記者に伝えたりするだけで、印象はがらりと変わります」
疑問視される祖国への未練
これまでの圭さんは違った。
「渡米後は月に数回、海外メディアを中心に夫妻の姿が撮られていますが、張り込むパパラッチに対して圭さんが、“サンキュー”とサムズアップすることもあったとか。眞子さんは軽く会釈をする程度だったといいます」(前出・在米ジャーナリスト)
今年7月、司法試験終了後の圭さんを『週刊女性』が直撃した際には、言葉こそ発しなかったが笑顔で会釈はしてくれた。
「“3度目の正直”で司法試験を突破した圭さんに、多くのメディアが話を聞きにくることはたやすく想像できました。夫が調子に乗って、口を滑らせたり、取材を歓迎するような態度を見せたりすることがないように眞子さんが“口止め”しているのでは、とも囁かれています」(前出・皇室ジャーナリスト)
いかなる事情があるにせよ、圭さんの対応を疑問に思った国民は少なくないだろう。
「いくら一般人とはいえ、元皇族とその夫であることに変わりはありません。テレビを通して、自分たちの暮らしぶりが国民に届き、もしかすると秋篠宮ご夫妻もご覧になるかもしれない、ということに思いを巡らせれば、自然と別の振る舞いになったはず。
順風満帆な道を歩み始めた夫妻にとって、周囲の視線はどうでもいいのかもしれませんが……」(前出・宮内庁OB)
結婚会見で「海外に拠点をつくってほしいと私が(圭さんに)お願いしました」と明かした眞子さん。祖国への“未練”は、もうないのか……。翻って日本には、帰省を心待ちにしているご家族がいる。
《今は直接会うことが叶いませんが、庭の花の世話をしながら、木香薔薇のアーチを作り、いつか娘と一緒にゆっくり庭を歩くことができましたら、と思っております》
紀子さまは今年9月、誕生日文書で、眞子さんへの切なる母心をそう綴られた。