“副業”という表現はミスリード

 議会や定例会に限らず、学校の行事への出席や視察など、議会議員が果たすべき役割は数多く存在する。

「タレント活動をしていた方が政界に進出されるのは珍しいことではありませんが、両立させている方はごくわずか。芸人を本業としながら、議員活動をされている方にお話を伺ったこともありますが、やはり兼業を始めてからは芸人活動に割ける時間が少なくなってしまったとか。議会議員の仕事を部分的に解釈して、副業という表現を用いるのはミスリードなのではないでしょうか」(大濱崎さん)

次期衆院選に立候補するとされるDJ社長も、審査員としてプロジェクトに参加(本人YouTubeより)
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 常識破りなスローガンを打ち出したはいいものの、アルバイト感覚の立候補者を募るのであれば話は別だろう。メールの文言は党としての見解なのだろうか。NHK党に問い合わせると、

メールの有無については把握しておりません。早急に事実確認をし、対処させていただきます。文言につきましても、当該人物の見解であり、党としての回答は立花のYouTubeをご覧ください

 との回答だった。

 議員の仕事を“アルバイト”と言い切る人物に、市政や区政を任せたいと思う有権者がいるのだろうか。

大濱崎卓真(おおはまざき・たくま) 選挙コンサルティングのジャッグジャパン株式会社代表取締役。選挙コンサルタントとして衆参国政選挙や首長・地方議会議員選挙をはじめ、日本全国の選挙に政党党派問わず関わる