舛添を直撃すると笑顔をみせて
舛添は'20年7月に放送されたバラエティー番組で、別荘を売りに出しているが「まだ売れていない」と明かしていた。
「湯河原町だと、近年の売れやすい価格相場としては3000万円台までの物件です。舛添さんの別荘は、坪単価だけで計算すれば1億円以上の価値がありますが、その価格で買える人は現実的に少ない。せめて5000万から7000万円台に価格を設定しないと厳しいところですね」(不動産関係者)
今回の助産院計画のために別荘を安く売り出す気はあるのか。10月下旬の夕方、都内の自宅から散歩に向かう舛添を直撃すると「はいはい」と、少しうれしそうに対応してくれた。
─実は、湯河原に助産院をつくろうという計画が立ち上がっているんです。
「あっ、そうなんだ」
プロジェクトの話は知らなかったようで、記者が見せた資料をのぞき込み、興味深そうな笑みを見せた。
─開業場所として、舛添さんの別荘が候補にあがっているそうなんですが。
「そうなの……。でも、急に言われてもね。町から連絡をもらえたら、話をしますよ」
突然のことで戸惑いながらも、悪い感触ではなさそうだ。
─現在は、湯河原には行っていない?
「東京での生活が中心ですよ。最近の日課は、インターネットで国際情勢の記事を書くことと、夕方の散歩かな。政界復帰? いやいや、年ですから。もうすぐ74歳ですよ」
─こうして散歩をしていたら、声をかけられるのでは?
「私のことなんか誰も覚えていませんよ。世間を騒がせたのも、6年くらい前でしょ。テレビの仕事もないから、静かに暮らしています。だから、久しぶりに声をかけられて、ちょっとうれしいですよ。ハハッ!」
そう笑みを浮かべると、帽子を目深にかぶり直して、日課の散歩に歩を進めた。少子化対策への貢献で、過去の風評も払拭できる!?