ジェネリックを全否定するのも損!
C恵 薬代を安くすませるなら、同じ効果で価格が安い後発製品「ジェネリック薬」の利用がいちばん。
A子 でも、最近ジェネリック薬メーカーの不祥事が大きく報道されてから、「絶対拒否!」という患者さんが増えた気がする。
B美 特に小さいお子さんを持つお母さんはナーバス。子育てに熱心なママほど過剰反応しちゃうのかも。
C恵 うーん、心配になるのはわかるけど、あくまでも一部のメーカーの話。ジェネリックのほうが、風味を工夫したり、飲みやすくなっているものもあるし。
B美 不安な人や、毎回なんとなく同じ薬を処方されている人は、一度薬剤師に問い合わせるのがおすすめ。
“薬を飲んだふり”は財布にも身体にも×
B美 薬は決められた量とタイミングでのむのが基本だけど、のみ忘れなどで余った薬がある場合は、医師や薬剤師に伝えてもらって調整を。支払い額を減らせるチャンス。
C恵 ある患者さんなんて、家にある余った薬をかき集めたら、金額が万単位になったそう。
B美 わっ、それはすごい! 高価な薬もあるしねえ。
A子 いちばん困るのは、薬をきちんとのんでいないのに、医師にも薬剤師にも「のんでいます」と言っちゃう人。「怒られると思ったから」とかいって(苦笑)。気持ちはわかるけど、それじゃ薬代がムダになるだけでなく、健康面での悪影響が心配。
B美 医師は血液や尿、血圧など検査結果を見ながら薬を調整していますからね。のんでないのに、のんだとウソを伝えると、効いていないと判断されて量を増やされてしまうこともある。
A子 例えば降圧剤を増やされちゃって、血圧が下がりすぎると、高齢者は昏倒しやすくなったりして危険!
C恵 なかには、ネットで副作用を調べて、自己判断でのまない人もいる。こちらからいろいろ説明しても、「ネットにこう書いてあるぞ」と強硬に論破しようとする人もいて、いやんなっちゃう(泣)。