キャラ被りすることでいい結果になることも
イケメンでハーフ、モデル出身でバラエティーも得意なJOY(37)とユージ(35)。双子疑惑が生まれるくらいだが、2人は逆にそれをうまく話題作りに活かしている。
「昨年の“イクメンオブザイヤー”の授賞式でJOYは『娘がテレビに出ているユージを見て“パパ”と呼んでいた』という話題を自ら提供し、場を盛り上げていました。また、ユージさんがテレビに出演していると『今のはJOY? ユージ?』という呟きがSNS上で盛り上がり、出演していないJOYさんが話題になることも。キャラが被っていることは悪いことばかりではありません」
衣輪氏は中川大志(24)と福士蒼汰(29)もいい相乗効果があったと話す。
「そっくりだと話題になったことでお互いのファンが盛り上がり認知度が上がりました。ただ、中川さんにはブレイク中の勢いや話題性がある。さらに実績を重ね、幅広い役柄を演じています。大河も4作出演し、若手ながら役者としての安心感が出ました」
中川は本格的な舞台に初挑戦するなど着実に役者としてのキャリアを重ねている。
「経験や実力はやはり重要です。さらに、キャラが被っても長く生き残る人は、総じて人柄の良さに定評がある人。制作サイドの誰もが言うことですね」
キャラが被っても意識せず、求められることを着実にやり遂げる人が勝ち残る!?
衣輪晋一 …… メディア研究家●雑誌『TVガイド』やニュースサイト『ORICON NEWS』など多くのメディアで執筆するほか、制作会社でのドラマ企画アドバイザーなど幅広く活動中
(取材・文/諸橋久美子)