「赤堀被告は身長150センチちょっとで、体重120キロぐらいだったのですが、かなり痩せていました。それでも90キロはあると思いますが。天然パーマの長い髪を左右に分けているのは以前と同じだったが、その半分が白髪になっていて驚いた。服装は上下ともグレーのジャージ姿でした」(同・知人)

証言を拒否し続けた赤堀被告

 何を話すのかに注目が集まったが、赤堀被告は検察にうながされても、

「これから私の裁判があるので、答えません」

 と証言を拒否。その後、弁護人や裁判官に問われても、

「答えられません」

 と大きな声で繰り返すだけだった。

 赤堀被告の知人はこの態度に、

「厚かましいというか、ふてぶてしいというか。すべての罪状を否認していると聞いていたので、まったく何も反省していないんだと腹が立ってきました」

「小学時代から何を考えているのかわからない子だった」と話すのは当時、赤堀被告が通っていた学校の教師だ。

「勉強はできませんでしたが、態度は一見すると可もなく、不可もなしという子でした。でも、生徒たちに聞くと、彼女はかなり評判が悪かった。先生の前では割といい子ぶって、裏ではひどいことを言っている二重人格のような感じだった」

 赤堀被告の小学、中学時代の同級生もこう話す。

「えーしゃん(赤堀被告のあだ名)は、体格も態度もデカイ。でも陰で悪口言っておきながら、本人を前にすると態度を変えて、やさしくするみたいな……。同級生のみんなはそれを知っていたからドン引きしていましたね。幼少期から変わらないんじゃないですか、都合が悪いことは答えないところ」

 碇被告の判決は17日に言い渡される予定だ。その後、いよいよ赤堀被告の公判となる。前出の教師は赤堀被告に対して「自分にのやったことを素直に反省して、罪を償ってほしい」と願っている。果たして……。